変な家(2024年・邦画)のイメージ
邦画2024年ホラー2020年代日本

変な家

前半と後半で、別の映画になってしまった作品だと思います。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
石川淳一
原作
雨穴『変な家』
出演
間宮祥太朗、佐藤二朗、川栄李奈、瀧本美織
製作国
日本
公開
2024年
興行収入
50.7億円

あらすじ(ネタバレなし)

オカルト専門の動画配信者・雨宮は、知人から一枚の間取り図を見せられます。都内の中古一戸建てですが、どこにもつながっていない謎の空間がありました。

設計士の栗原に相談すると、その空白には目的があるという答えが返ってきます。人を隠すため、あるいはもっと悪い用途のため。

調査を進めるうち、同じ設計の家が他にも存在することが分かります。そして、ある一族にまつわる因習へとたどり着いていきます。

ここが見どころ

間取り推理の面白さ

図面の不自然さから用途を推測していく前半。情報が図として提示されるため、観客も一緒に考えられるという構造が優れています。

佐藤二朗の設計士

淡々と恐ろしい可能性を語る役どころ。この人物の説明の仕方が、前半の緊張を作っています。

ネット発という出自

動画とWeb小説から広がった原作で、考察を促す構造がもともと備わっています。

この映画について:間取り図の不自然な空白から、話が始まる。

前半は非常に面白い作品です。間取り図という日常的なものから、恐ろしい可能性を積み上げていく。この推理の過程だけで十分に持ちます。

問題は後半です。話が一族の因習や儀式へと広がり、前半の「日常に潜む不気味さ」から離れてしまいます。スケールが大きくなるほど怖くなくなる、という典型的な失速です。

原作もこの構造を持っていますが、映画版はさらに派手な方向へ振れています。前半の魅力を活かしきれていない。

それでも、興行収入50.7億円という数字はネット発の作品としては異例です。企画の強さは証明されました。

この作品の良さ

  • 間取り図から推理する前半の構造
  • 佐藤二朗の淡々とした説明
  • 観客も一緒に考えられる情報の提示
  • ネット発の企画としての訴求力

当サイトの評価

3.4/5.0

間取り図の不自然な空白から、話が始まる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.2
映像美3.6
音楽3.6
演技3.5
余韻3.3

世間ではどう評価されているか

興行収入
50.7 億円
原作
雨穴 の小説
公開
2024

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

動画とWeb小説から広がった雨穴の『変な家』を原作とする作品です。興行収入50.7億円。

ネット発の企画としては異例の興行成績を記録しました。

こんな人におすすめ

  • 考察系のホラーが好きな人
  • 原作を読んだ人
  • 前半だけでも楽しめる人

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