ルームROOM
洋画2015年ドラマ2010年代母子

ルーム

脱出が中間地点です。本題はそこから先にあります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
レニー・エイブラハムソン
原作・脚本
エマ・ドナヒュー
出演
ブリー・ラーソン、ジェイコブ・トレンブレイ、ジョーン・アレン
製作国
アイルランド・カナダ
上映時間
118分
公開
2016年4月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

5歳のジャックは、母と二人で「部屋」に住んでいます。天窓から空が見え、テレビには外の世界が映りますが、彼はそれを作り物だと教えられています。

母は7年前に誘拐され、この物置に監禁されていました。ジャックはここで生まれました。

5歳の誕生日を迎えた日、母は息子に真実を話し、脱出の計画を打ち明けます。

ここが見どころ

子どもの視点

前半は徹底してジャックの目線で語られます。監禁という状況が、彼にとっては「普通の暮らし」として描かれる。この設計が残酷です。

脱出の場面

丸めた絨毯の中から見上げる空。初めて世界を見る数十秒が、この映画の頂点です。

後半の適応

外に出てからのほうが苦しい。母が壊れていく過程を、子どもの目線のまま見せます。

この映画について:5歳の少年にとって、世界は一つの部屋がすべてだった。

この映画の構成は非常に巧妙です。観客が「助かってよかった」と思った瞬間から、本当の問題が始まる。救出は解決ではないと示します。

ブリー・ラーソンはこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞しました。ジェイコブ・トレンブレイの子役としての演技も特筆に値します。

難点は、題材の重さです。とくに前半は、状況を理解するほどつらくなります。

この作品の良さ

  • 子どもの視点で通す構成
  • 脱出後を本題にした判断
  • 俳優二人の演技

当サイトの評価

4.4/5.0

5歳の少年にとって、世界は一つの部屋がすべてだった。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.4
映像美4.1
音楽4.2
演技4.9
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
主演女優賞 ブリー・ラーソン
IMDb
8.1 /10
原作
小説 エマ・ドナヒュー

第88回アカデミー賞で主演女優賞を受賞し、作品賞を含む4部門にノミネートされました。

原作は著者自身が脚色を担当しています。

こんな人におすすめ

  • 母子の話に関心がある人
  • 構成の巧みな作品が好きな人
  • 重い題材に耐えられる人

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