MIDNIGHT COWBOY
洋画1969年ドラマ1960年代アメリカ

真夜中のカーボーイ

暗い作品ですが、最後まで観る価値があります。アカデミー作品賞を受賞した唯一の成人指定作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ジョン・シュレシンジャー
出演
ジョン・ヴォイト、ダスティン・ホフマン
上映時間
113分
日本公開
1969年10月

あらすじ(ネタバレなし)

テキサスの田舎町から、カウボーイの格好でニューヨークに出てきたジョー・バック。都会の裕福な女性を相手に体を売って稼ぐつもりでしたが、現実はまったく違いました。

金を騙し取られ、宿を失った彼が再会したのが、詐欺師の「ラッツォ」ことリコです。足が悪く、結核を患う彼と、廃ビルの一室で二人の共同生活が始まります。

ここが見どころ

都会の孤独

人が溢れているのに、誰も助けない。1960年代末のニューヨークの荒れ方が、そのまま映っています。

バスの終盤

フロリダへ向かうバスの中の数分。台詞をほとんど使わずに、関係の到達点を示します。

この映画について:誰にも必要とされない二人が、互いだけを持っている。

友情の話ですが、感傷的ではありません。二人とも相手を必要としているだけで、美しい絆として描かれない。そこが強い。

ダスティン・ホフマンの芝居が圧巻で、前作『卒業』からの振れ幅が異常です。ジョン・ヴォイトの空虚さも見事。

難点は、回想や幻想の挿入が多く、初見では分かりにくいことです。また全編を通して暗く、救いは薄い。

この作品の良さ

  • 感傷にしない友情の描き方
  • ダスティン・ホフマンの芝居
  • 1960年代末のニューヨークの記録

当サイトの評価

4.6/5.0

誰にも必要とされない二人が、互いだけを持っている。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.7
映像美4.5
音楽4.6
演技5.0
余韻4.9

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
3冠 作品賞・監督賞・脚色賞
IMDb
7.8 /10
記録
唯一 成人指定で作品賞を受賞

第42回アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚色賞を受賞。成人指定を受けた作品が作品賞を獲った唯一の例です(後に指定は変更されています)。

こんな人におすすめ

  • 暗い人間ドラマが平気な人
  • 俳優の芝居を観たい人
  • 1960年代末のアメリカに興味がある人

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