ONE FLEW OVER
THE CUCKOO'S NEST
THE CUCKOO'S NEST
カッコーの巣の上で
重い題材ですが、前半はコメディとして進みます。だから後半が効きます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ミロス・フォアマン
- 原作
- ケン・キージー
- 出演
- ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー、ダニー・デヴィート
- 上映時間
- 133分
- 日本公開
- 1976年4月
あらすじ(ネタバレなし)
刑期を軽くするために精神異常を装ったマクマーフィは、州立精神病院へ移送されます。そこは婦長ラチェッドが規則と投薬で完璧に管理する病棟でした。
野球中継を見せろと要求し、患者たちを釣りに連れ出し、賭けごとを持ち込む。マクマーフィがもたらした混乱は、患者たちを少しずつ変えていきます。しかし婦長は、暴力を使わずに彼を封じ込めていきます。
ここが見どころ
婦長の支配
ラチェッド婦長は声を荒げません。穏やかな口調と規則だけで人を壊すという造形が、この作品の恐ろしさです。
投票の場面
テレビを見るかどうかの多数決。形だけの民主的手続きが、どう無効化されるかが短い場面で示されます。
この映画について:管理する側は、暴力を一度も使わない。
自由と管理の話ですが、マクマーフィを英雄にしません。彼は無責任で、結果として他人を巻き込み、取り返しのつかないことを起こします。
ジャック・ニコルソンとルイーズ・フレッチャーの対決が全部です。二人ともアカデミー主演賞を受賞しています。
難点は、精神医療の描写が当時の水準で、現在の目では不正確なことです。原作者が映画化に不満を示したことでも知られます。
この作品の良さ
- 暴力を使わない支配者という造形
- 主人公を英雄にしない構成
- 二人の主演の芝居
当サイトの評価
4.8/5.0
管理する側は、暴力を一度も使わない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.8 |
| 映像美 | 4.5 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 5.0 |
| 余韻 | 4.9 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 5冠 主要5部門を独占
- IMDb
- 8.7 /10
- 記録
- 2例目 主要5部門制覇
第48回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・脚色賞の主要5部門を独占しました。この5部門制覇は史上2例目です。
こんな人におすすめ
- 管理と自由をめぐる話に興味がある人
- 俳優の対決を観たい人
- 重い結末が平気な人
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