THE LOST ARK
レイダース/失われたアーク
難しいことを考えずに楽しめる一本です。アクション映画の組み立てを確認したいときにも向いています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- スティーヴン・スピルバーグ
- 原案・製作総指揮
- ジョージ・ルーカス
- 出演
- ハリソン・フォード、カレン・アレン、ポール・フリーマン
- 音楽
- ジョン・ウィリアムズ
- 上映時間
- 115分
- 日本公開
- 1981年12月
あらすじ(ネタバレなし)
1936年。考古学者にして冒険家のインディアナ・ジョーンズは、南米の遺跡から黄金像を持ち帰ろうとして、罠と追跡をかいくぐります。
帰国した彼に、アメリカ陸軍情報部から依頼が入ります。ナチス・ドイツが、絶大な力を持つとされる「聖櫃(アーク)」を発掘しようとしている。インディは、かつての恋人マリオンとともにエジプトへ向かいます。
ここが見どころ
冒頭12分
本編と関係のない宝探しを、独立した短編のように見せます。ここだけで主人公の職業、性格、能力、弱点が全部提示される。導入の教科書です。
危機の連鎖
解決した瞬間に次の問題が起きる、という構成が最後まで途切れません。息を継がせない設計が徹底しています。
この映画について:冒険活劇の教科書。115分、止まらない。
構成が明快で、「問題が起きる→解決する→もっと大きな問題が起きる」を115分繰り返すだけです。しかしそれが完璧に実行されている。冒険活劇の基本形として、いまも参照されます。
主人公が万能ではないのも重要です。よく殴られ、計画は失敗し、最後は自分の力で解決しない。この頼りなさが、彼を魅力的にしています。
難点は、いまの目で見ると異国の描き方が古いことと、マリオンの扱いが後半で薄くなることです。特撮も年代なりの部分があります。
この作品の良さ
- 冒頭12分で人物を提示し切る導入
- 危機を途切れさせない構成
- 主人公が万能でない設計
当サイトの評価
冒険活劇の教科書。115分、止まらない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.7 |
| 映像美 | 4.5 |
| 音楽 | 4.9 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 4冠 美術賞・編集賞・視覚効果賞ほか
- IMDb
- 8.4 /10
- シリーズ
- 全5作 以降シリーズ化
第54回アカデミー賞で美術賞・編集賞・視覚効果賞・音響編集賞の4部門を受賞しました。1930年代の連続活劇への愛着から作られた企画で、以降の冒険活劇の基準となっています。
こんな人におすすめ
- 何も考えずに楽しみたい人
- アクションの構成を分析したい人
- 家族で観られる一本を探している人
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