

悪魔と夜ふかし
着想の勝利。この形式でなければ成立しない作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ
- 出演
- デヴィッド・ダストマルチャン、ローラ・ゴードン、イアン・ブリス
- 製作国
- オーストラリア・アラブ首長国連邦・アメリカ
- 日本公開
- 2024年
- 形式
- テレビ番組の記録映像という体裁
- 上映時間
- 93分
あらすじ(ネタバレなし)
1977年10月31日。視聴率で苦戦する深夜トーク番組が、起死回生を狙った特別番組を放送します。
招かれたのは霊媒師、超常現象の否定論者、そして悪魔憑きから救出されたとされる少女と、その研究者でした。
司会者は、視聴率のために危険な演出へ踏み込んでいきます。生放送は、次第に制御を失っていきました。
ここが見どころ
形式の徹底
放送された本編はカラー、コマーシャル中の舞台裏はモノクロ。この切り替えだけで、二重の緊張が生まれます。
1970年代の再現
セット、衣装、画質、カメラワーク。当時のテレビ番組の質感が精密に再現されています。
司会者の造形
怖がりながらも番組を止めない男。視聴率のために何を差し出すかという主題が、この人物に集約されます。
この映画について:1977年のハロウィン、生放送中に何かが起きた。
着想が優れています。「発掘されたテレビ番組の記録映像」という形式が、そのまま恐怖の装置になっている。
コマーシャル中の舞台裏を挟む構造が特に巧い。放送されていない部分にこそ本当のことがあるという感覚が生まれます。
デヴィッド・ダストマルチャンの司会者が良い。魅力的で、卑しくて、追い詰められている。この人物なしには成立しませんでした。
終盤の映像表現は好みが分かれます。形式の面白さで進んできたぶん、直接的な見せ方に落ちた瞬間に力が落ちる。また、一部の背景画像に生成AIが使われたことが公開時に議論となりました。
この作品の良さ
- 番組の記録映像という形式の徹底
- 1970年代のテレビの質感の再現
- コマーシャル中の舞台裏を挟む構造
- 司会者という人物の造形
当サイトの評価
1977年のハロウィン、生放送中に何かが起きた。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.0 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 4.2 |
| 余韻 | 4.1 |
世間ではどう評価されているか
- 上映時間
- 93 分
- 設定
- 1977 年の生放送
- 日本公開
- 2024 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
1977年のテレビ番組の記録映像という体裁で全編が構成された作品です。
一部の背景画像に生成AIが使われたことが公開時に指摘され、議論になりました。
こんな人におすすめ
- 疑似ドキュメンタリー形式が好きな人
- 1970年代の空気に興味がある人
- 短くて密度の高いホラーを探している人
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