スタンド・バイ・ミー
短く、分かりやすく、それでいて後に残ります。青春映画を一本選ぶならこれを挙げています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ロブ・ライナー
- 原作
- スティーヴン・キング『死体』
- 出演
- ウィル・ウィートン、リヴァー・フェニックス、コリー・フェルドマン、ジェリー・オコンネル
- 上映時間
- 89分
- 日本公開
- 1987年4月
あらすじ(ネタバレなし)
1959年、オレゴン州の小さな町。作家になった男が、旧友の訃報を新聞で知り、12歳の夏を思い出します。
行方不明の少年の死体が線路沿いにあるらしい。その噂を聞いた4人の少年は、それを見つければ英雄になれると考え、線路づたいに歩き出します。家に問題を抱えた者、兄の死を引きずる者。二日間の道中で、それぞれが自分のことを話し始めます。
ここが見どころ
鉄橋の場面
長い鉄橋を渡っている最中に列車が来る。単純な見せ場ですが、子どもにとって世界がどれだけ危険で大きいかを体感させる場面になっています。
焚き火の夜
クリスが自分の家のことを話す数分。リヴァー・フェニックスの芝居が突出しており、この映画の重心になっています。
最後の一行
大人になった主人公が打ち込む文章で終わります。この一文があるかないかで、映画の重さがまったく変わる。
この映画について:12歳の夏、線路を歩いた二日間だけの話。
冒険譚の形をしていますが、実際に描かれているのは「この関係がずっと続かないと知ってしまう瞬間」です。4人は二日間で何も手に入れず、ただ少し大人になって帰ってくる。
89分と短く、話も単純です。だからこそ細部が効く。パイの話、コインの話、他愛のない言い合い。そのどうでもよさが、後から思い出すと全部意味を持ちます。
原作はスティーヴン・キングの中編で、ホラー作家として知られる彼の別の一面がよく出ています。難点を挙げるなら、不良グループの描写がやや紋切り型なことくらいでしょうか。
この作品の良さ
- 89分と短く、無駄がない
- 他愛のない会話が後から意味を持つ構成
- リヴァー・フェニックスの芝居
当サイトの評価
12歳の夏、線路を歩いた二日間だけの話。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.7 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.8 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.9 |
世間ではどう評価されているか
- IMDb
- 8.1 /10
- 原作
- スティーヴン・キング 中編『死体』
- 主題歌
- 定番 ベン・E・キングの同名曲
スティーヴン・キングの中編小説『死体』の映画化です。ホラー以外のキング作品の映画化としては、『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』と並ぶ代表作とされています。
主題歌のベン・E・キング『Stand by Me』は、この映画をきっかけに再びヒットしました。曲のほうが有名になった珍しい例です。
こんな人におすすめ
- 青春映画を一本だけ選びたい人
- 短くて後に残る映画を探している人
- 『きっと、うまくいく』『リトル・ミス・サンシャイン』が好きだった人
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