

四月になれば彼女は
恋愛映画として宣伝されていますが、実際に描かれているのは終わりのほうです。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 山田智和
- 原作
- 川村元気『四月になれば彼女は』
- 出演
- 佐藤健、長澤まさみ、森七菜
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2024年
- 興行収入
- 11.9億円
あらすじ(ネタバレなし)
精神科医の藤代は、恋人の弥生と結婚を控えていました。しかし二人のあいだには、すでに情熱と呼べるものが残っていません。
そんな彼のもとに、大学時代に付き合っていたハルから手紙が届きます。世界各地を旅する彼女からの、脈絡のない便りでした。
そして弥生が突然、姿を消します。藤代は彼女を探しながら、同時に自分がなぜ人を愛せなくなったのかを考え始めます。
ここが見どころ
愛が消える過程
この作品の主題は、恋の始まりではなく「なぜ愛は終わるのか」です。恋愛映画としては珍しい着眼です。
映像の質感
監督はミュージックビデオ出身で、光と色の設計に特徴があります。とくに海外パートの画は美しい。
長澤まさみの役どころ
感情を見せない婚約者という難しい役です。何を考えているか分からないまま進む構造を支えています。
この映画について:結婚を控えた男に、昔の恋人から手紙が届く。
宣伝の印象と中身が違う作品です。爽やかな恋愛ものを期待すると、かなり冷たい話が始まります。登場人物は誰も幸せそうではありません。
扱っている問いは真っ当です。好きだった気持ちはどこへ行くのか。この問題に真正面から向き合った日本映画は多くありません。
一方で、映像が綺麗すぎるという印象は残ります。ミュージックビデオ的な画作りが、内容の苦さと噛み合わない瞬間があります。
答えは提示されません。すっきりしたい人には向かない作品です。
この作品の良さ
- 愛が終わる過程を主題にした着眼
- 光と色の設計
- 長澤まさみの感情を見せない役
- 答えを出さない誠実さ
当サイトの評価
結婚を控えた男に、昔の恋人から手紙が届く。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.2 |
| 映像美 | 3.7 |
| 音楽 | 3.5 |
| 演技 | 3.5 |
| 余韻 | 3.3 |
世間ではどう評価されているか
- 原作
- 川村元気 の小説
- 興行収入
- 11.9 億円
- 公開
- 2024 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
川村元気の小説を原作とする作品です。
恋愛の始まりではなく終わりを扱った内容で、宣伝の印象との違いが指摘されることもありました。
こんな人におすすめ
- 苦い恋愛映画が観たい人
- 映像の質感を重視する人
- 答えの出ない作品に耐えられる人
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