

ペイン・アンド・グローリー
この監督の集大成と言っていい一本です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ペドロ・アルモドバル
- 出演
- アントニオ・バンデラス、ペネロペ・クルス、アシエル・エチェアンディア
- 製作国
- スペイン
- 日本公開
- 2019年
- 受賞
- カンヌ国際映画祭 男優賞
- 上映時間
- 113分
あらすじ(ネタバレなし)
映画監督のサルバドール・マヨは、身体の痛みと精神的な不調に苦しみ、長く新作を撮れずにいます。
旧作の上映会をきっかけに、32年前に仲違いした主演俳優と再会します。彼を通じて、サルバドールは薬物に手を出しました。
痛みが薄れると、記憶が鮮明に蘇ります。貧しかった少年時代、洞窟のような家、そして母。過去と現在が交錯していきます。
ここが見どころ
色彩
赤、緑、青。アルモドバルの色彩設計が、本作では最も落ち着いた形で使われています。
アントニオ・バンデラス
監督自身を思わせる人物を演じ、カンヌで男優賞を受賞しました。
少年時代の記憶
洞窟住居での暮らし、母との関係。回想が現在と同じ密度で描かれます。
この映画について:撮れなくなった映画監督が、過去と向き合う。
自伝的な要素の強い作品です。撮れなくなった監督が、痛みと記憶を整理していく。
アルモドバルの持ち味である鮮烈な色彩は健在ですが、本作では静かに使われています。円熟という言葉が合います。
終盤に一つの仕掛けがあります。この作品が何であったかが分かる瞬間で、静かに効きます。
アントニオ・バンデラスの演技が素晴らしい。長年この監督と組んできた俳優が、監督自身を演じるという構造も含めて味わい深い。
この作品の良さ
- 落ち着いた色彩設計
- アントニオ・バンデラスの演技
- 回想を同じ密度で描く構成
- 終盤の仕掛け
当サイトの評価
撮れなくなった映画監督が、過去と向き合う。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.1 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.3 |
世間ではどう評価されているか
- カンヌ
- 男優賞 2019年
- 上映時間
- 113 分
- 日本公開
- 2019 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
カンヌ国際映画祭でアントニオ・バンデラスが男優賞を受賞しました。
ペドロ・アルモドバル監督の自伝的要素を含む作品とされています。
こんな人におすすめ
- アルモドバルの作品が好きな人
- 色彩の美しい作品を探している人
- 映画作りを扱った作品に関心がある人
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