

陰陽師0
設定の組み合わせが新しく、そこがいちばんの見どころです。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 佐藤嗣麻子
- 原案
- 夢枕獏『陰陽師』
- 出演
- 山﨑賢人、染谷将太、奈緒、板垣李光人
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2024年
- 興行収入
- 11.0億円
あらすじ(ネタバレなし)
平安時代。陰陽師を養成する国立の教育機関「陰陽寮」に、安倍晴明という学生がいました。才能はあるものの、権力や出世に興味がありません。
そこへ、貴族の子・源博雅が訪ねてきます。姫にかけられた呪いを解いてほしいという依頼でした。二人はまったく気が合いませんが、行動を共にすることになります。
調査を進めるうち、陰陽寮の内部で起きている連続死との関連が見えてきます。学生たちが次々と不可解な死を遂げていました。
ここが見どころ
学園ものとしての構造
陰陽師の養成機関という設定が新しい。試験、派閥、教官との関係。学園ミステリの型を平安時代に持ち込んでいます。
晴明と博雅の関係
原作でも中心となる二人の、出会いの時期を描きます。噛み合わない関係が少しずつ変わる過程が丁寧です。
呪術の視覚化
式神や結界の表現に工夫があり、和のデザインで統一されています。
この映画について:安倍晴明の、学生時代。
「陰陽師の学校」という設定が本作の発明です。魔法学校ものの構造を、平安京に移植したと言ってよく、この組み合わせだけで一定の面白さがあります。
ミステリとしての筋も、破綻はありません。学生の連続死という事件を軸に、陰陽寮の内部構造が明かされていく構成は整理されています。
難点は、VFXの質がやや不安定なことです。式神の場面など、予算の限界が見える部分があります。
山﨑賢人の晴明は、超然とした人物として演じられています。原作の飄々とした印象とはやや異なりますが、若い頃という設定なので違和感は少ない。
この作品の良さ
- 陰陽師の養成機関という設定
- 学園ミステリの構造を平安時代に移した着眼
- 晴明と博雅の関係の描写
- 和のデザインで統一された呪術の表現
当サイトの評価
安倍晴明の、学生時代。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.3 |
| 映像美 | 3.9 |
| 音楽 | 3.7 |
| 演技 | 3.5 |
| 余韻 | 3.3 |
世間ではどう評価されているか
- 原案
- 夢枕獏 『陰陽師』
- 興行収入
- 11.0 億円
- 公開
- 2024 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
夢枕獏の『陰陽師』シリーズを原案とする前日譚です。
陰陽師の養成機関を舞台にした学園ミステリという構造が特徴になっています。
こんな人におすすめ
- 平安時代を舞台にした作品が好きな人
- 学園ミステリが好きな人
- 『陰陽師』の原作を知っている人
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