EVERYWHEREALL AT ONCE
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
コインランドリーを営む移民女性が、並行世界の自分の能力を借りて戦う。悪ふざけの密度と、母娘の話の真面目さが同居する。
あらすじを読まずに観ることを強く勧めます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
デトロイトの荒れた住宅街。面接のために来たテスは、予約した民泊に到着します。しかし鍵が合わず、中には既に別の男が泊まっていました。
手違いで二重予約になっていたようです。夜遅く、他に宿もない。テスは、その家に泊まることにします。
物語は途中で何度も方向を変えます。ジャンルすら変わります。
監督はコメディ出身です。笑える場面が、そのまま最も怖い場面になります。
デトロイトの荒廃が、そのまま物語の背景として機能します。
この作品の面白さは、「次に何が起きるか分からない」という一点にあります。あらすじを読んでしまうと価値が半減します。
監督のザック・クレッガーは、後に『WEAPONS/ウェポンズ』を撮ります。構成で驚かせるという方針は共通しています。
難点は、暴力描写が強いことと、二度目以降の効果が落ちることです。
民泊が二重予約されていた。それだけの話が、どんどん変わる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.0 |
| 映像美 | 4.2 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.2 |
| 余韻 | 4.0 |
低予算で製作されながら、口コミで観客を広げ、興行的に成功しました。
ザック・クレッガー監督は、本作の後に『WEAPONS/ウェポンズ』を発表しています。
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