日本で一番悪い奴ら(2016年・邦画)のイメージ
邦画2016年サスペンス・犯罪ドラマサスペンス日本

日本で一番悪い奴ら

3.8/5当サイトの評価(5点満点)

実話がもとだと知ると、より恐ろしくなる作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
白石和彌
原作
稲葉圭昭『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』
出演
綾野剛、YOUNG DAIS、植野行雄、中村獅童、ピエール瀧
製作国
日本
公開
2016年
題材
実際の警察不祥事

あらすじ(ネタバレなし)

1976年、北海道警。柔道の実績を買われて採用された諸星要一は、正義感に燃える新人でした。

しかし配属先で教わったのは、情報提供者を作り、点数を稼ぐという捜査手法でした。彼は次第に、暴力団と持ちつ持たれつの関係を築いていきます。

銃と覚醒剤の押収実績で、彼は評価を上げていきます。しかしその実績は、自ら犯罪に加担することで作られたものでした。

ここが見どころ

転落の段階

一度に堕ちるのではありません。小さな逸脱が容認され、次の逸脱が当たり前になっていく。その積み重ねが丁寧です。

綾野剛

実直な青年から、太って荒んだ中年まで演じ分けます。約20年の変化が身体で示されます。

組織の容認

上司も同僚も、方法を知りながら黙認します。個人の問題として描かれていません。

この映画について:実績を上げるため、刑事が犯罪者と組む。

実際に起きた警察の不祥事をもとにしています。元刑事自身の手記が原作です。

優れているのは、転落を段階として描いた点です。最初は「必要悪」として始まり、いつのまにか本人にも境目が分からなくなる。

組織の側も描かれます。実績を求める仕組みが、そもそも逸脱を要求している。個人の資質の問題として片付けていません。

白石和彌の演出は乾いており、悲劇としても喜劇としても見せません。ただ淡々と堕ちていくのを見せられます。

この作品の良さ

  • 転落を段階として描いた構成
  • 綾野剛の約20年の演じ分け
  • 組織の側の描写
  • 悲劇にも喜劇にもしない演出

当サイトの評価

3.8/5.0

実績を上げるため、刑事が犯罪者と組む。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.8
映像美3.9
音楽3.8
演技4.2
余韻3.7

世間ではどう評価されているか

原作
元刑事 の手記
題材
実際 の警察不祥事
公開
2016

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

実際に起きた警察の不祥事をめぐる、元刑事自身の手記を原作とする作品です。

薬物や暴力の描写を含みます。

こんな人におすすめ

  • 実話ベースの犯罪ものが好きな人
  • 白石和彌の作品を追っている人
  • 組織の問題に関心がある人

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