アルキメデスの大戦(2019年・邦画)のイメージ

アルキメデスの大戦

3.6/5当サイトの評価(5点満点)

戦争映画ですが、戦うのは会議室です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
山崎貴
原作
三田紀房『アルキメデスの大戦』
出演
菅田将暉、舘ひろし、浜辺美波、橋爪功
製作国
日本
公開
2019年
上映時間
130分

あらすじ(ネタバレなし)

昭和8年。海軍内部では、巨大戦艦と航空母艦のどちらを建造するかで対立していました。

戦艦推進派が提出した見積もりは、明らかに安すぎます。それを見抜いた山本五十六は、天才数学者の櫂直を招きました。

櫂は建造費の正確な見積もりを算出し、計画の不正を暴こうとします。しかし相手は、海軍の組織そのものでした。

ここが見どころ

冒頭の沈没場面

戦艦が沈む場面から始まります。結末を先に見せることで、以降の努力の意味が変わります。

数学で戦う

測量と計算で見積もりを覆します。物理的な戦闘のない戦争映画という構造です。

終盤の理由

なぜ巨大戦艦が必要とされたのか。終盤で示される答えが、この作品の主題です。

この映画について:戦艦の建造を、数学で止めようとする。

戦艦大和の建造をめぐる、架空の設定に基づく作品です。実際にこうした経緯はありません。

面白いのは、戦争映画でありながら戦闘がほとんどないことです。会議室と計算尺が舞台になります。

冒頭に沈没の場面を置いた構成が効いています。結末を知ったうえで、それを止めようとする話を観ることになります。

終盤で示される「なぜ必要だったか」という理屈は、やや図式的です。それでも、問い自体は真っ当だと思います。

この作品の良さ

  • 冒頭に結末を置く構成
  • 戦闘のない戦争映画という設計
  • 数学で組織と戦うという着想
  • 終盤に置かれた問い

当サイトの評価

3.6/5.0

戦艦の建造を、数学で止めようとする。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.6
映像美3.9
音楽3.7
演技3.8
余韻3.5

世間ではどう評価されているか

原作
三田紀房 の漫画
上映時間
130
公開
2019

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

三田紀房の漫画を原作とする作品です。

史実に基づくものではなく、架空の設定による物語です。終盤の理屈が図式的だという指摘があります。

こんな人におすすめ

  • 会議室で進む緊張が好きな人
  • 戦争を別の角度から扱った作品に関心がある人
  • 原作漫画を読んだ人

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