ALWAYS 三丁目の夕日'64(2012年・邦画)のイメージ
邦画2012年ドラマ2010年代日本

ALWAYS 三丁目の夕日'64

シリーズものの完結編として、やるべきことをやった作品だと思います。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
山崎貴
原作
西岸良平『三丁目の夕日』
出演
吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、堀北真希、須賀健太
製作国
日本
公開
2012年
舞台
1964年(東京オリンピックの年)

あらすじ(ネタバレなし)

1964年の東京。街は変わりつつあり、オリンピックの開催を控えて活気に満ちています。夕日町三丁目にも、その空気は届いていました。

小説家の茶川は、かつて預かった少年・淳之介と暮らしています。淳之介はすでに高校生になり、進路をめぐって二人の関係はぎくしゃくし始めていました。

鈴木オートの一平も成長し、家業を継ぐかどうかで父と対立します。かつて子どもだった者たちが大人になり、それぞれの選択を迫られる年でした。

ここが見どころ

子どもたちの成長

1作目から7年が経ち、俳優たちが実際に成長している。この実時間の経過が、そのまま説得力になっています。シリーズものにしか出せない効果です。

1964年という設定

高度成長の頂点であり、街の風景が決定的に変わる直前。シリーズが描いてきた昭和が終わる年を舞台にしたのは、完結編として適切でした。

VFXによる街の再現

山崎貴が得意とする分野で、東京タワーと建設中の街並みが違和感なく作られています。この技術がシリーズの土台です。

この映画について:東京オリンピックの年で、シリーズを終える。

1作目の魅力は、失われた風景を丸ごと再現したことの驚きにありました。3作目にもなればその新鮮さはありません。本作が代わりに用意したのは、親子の関係です。

茶川と淳之介の関係が中心で、血のつながらない親子が別れをどう扱うかという話になっています。この主題設定は、シリーズの締めくくりとして妥当でした。

一方で、感動の作り方はかなり直接的です。泣かせにくる場面が明示的で、そこを苦手と感じる人はいるはずです。私も何度か身構えました。

シリーズを1作目から観てきた人向けの作品です。単体で観ると、人物の関係が積み上がっていないぶん響きにくいと思います。

この作品の良さ

  • 俳優の実際の成長が説得力になっている
  • 1964年という区切りの設定
  • 血のつながらない親子という主題
  • VFXによる街の再現

当サイトの評価

3.7/5.0

東京オリンピックの年で、シリーズを終える。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.6
映像美4.1
音楽3.9
演技4.0
余韻3.9

世間ではどう評価されているか

シリーズ
完結編 三部作の第3作
舞台
1964
公開
2012

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの完結編にあたり、東京オリンピックが開催された1964年を舞台にしています。

シリーズを通して同じ俳優が演じ続けたことで、子役の成長がそのまま物語に反映されています。当サイトでは1作目・2作目も収録しています。

こんな人におすすめ

  • 1作目・2作目を観た人
  • 昭和を舞台にした作品が好きな人
  • 親子の話に弱い人

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