怪談KWAIDAN
邦画1964年ホラー1960年代小林正樹

怪談

183分あります。1話ずつ観るのがよいでしょう。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
小林正樹
原作
小泉八雲
音楽
武満徹
出演
三國連太郎、仲代達矢、中村賀津雄、新珠三千代
上映時間
183分
公開
1965年1月

あらすじ(ネタバレなし)

第1話「黒髪」。出世のために妻を捨てた侍が、数年後に戻ってくる。

第2話「雪女」。吹雪の夜、山小屋で見たものを口外しないと誓わされた男の話。

第3話「耳無芳一の話」。琵琶の名手が、平家の亡霊に招かれる。第4話「茶碗の中」。茶碗に映った顔を飲んだ男。

ここが見どころ

描かれた空

巨大なスタジオに、目玉の描かれた空が吊られています。自然を一切使わない、徹底した人工美です。

耳無芳一

全身に経文を書かれる場面。4話の中でもっとも有名な一編です。

武満徹の音

音楽というより音響です。木を割る音、擦る音が配置されています。

この映画について:スタジオに空を描いた。全部が作り物の美しさ。

1964年のカンヌで審査員特別賞を受賞しました。製作費がかさみ、製作会社が倒産したという逸話も残っています。

驚かせる演出はほとんどありません。美術と音で、じわじわと不安を作ります。

難点は183分の長さです。4話を通しで観るのは体力が要ります。

この作品の良さ

  • 人工的な美術
  • 武満徹の音響
  • 「耳無芳一」の完成度

当サイトの評価

4.3/5.0

スタジオに空を描いた。全部が作り物の美しさ。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美5.0
音楽4.8
演技4.3
余韻4.5

世間ではどう評価されているか

カンヌ
審査員特別賞 1965年
アカデミー賞
ノミネート 外国語映画賞
IMDb
7.9 /10

1965年のカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされました。

原作は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の怪談集です。

こんな人におすすめ

  • 美術を味わいたい人
  • 日本の怪談に興味がある人
  • 長尺に耐えられる人

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