

ファースト・マン
感動的な宇宙映画を期待すると、まったく違います。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- デイミアン・チャゼル
- 出演
- ライアン・ゴズリング、クレア・フォイ、ジェイソン・クラーク
- 製作国
- アメリカ
- 日本公開
- 2019年
- 受賞
- 米アカデミー賞 視覚効果賞
- 題材
- ニール・アームストロング
あらすじ(ネタバレなし)
1961年。テストパイロットのニール・アームストロングは、幼い娘を病で亡くします。彼は感情を表に出さないまま、宇宙計画に応募しました。
計画は事故の連続でした。同僚が次々に死んでいきます。それでも彼は淡々と訓練を続けました。
1969年、アポロ11号の船長に選ばれます。妻は、帰ってこられない可能性を子どもたちに説明するよう彼に迫りました。
ここが見どころ
船内視点の撮影
機体の外はほとんど映りません。窓から見える範囲と、振動と音だけで宇宙飛行が描かれます。
音の設計
金属の軋み、リベットの音。宇宙船が薄い缶であることが、音で伝わります。
月面の静寂
着陸後、音が消えます。それまでの騒音との落差が、この作品で最も強い瞬間です。
この映画について:月へ行った男を、英雄として描かない。
月面着陸を扱いながら、高揚感をほとんど排除しています。あるのは事故と死と、感情を出さない男です。
船内視点の撮影が効いています。宇宙船が頑丈な機械ではなく、揺れて軋む薄い箱として描かれる。
描かれているのは、娘を失った男が感情を処理できないまま前へ進む話です。宇宙開発は、その背景として置かれています。
公開時、星条旗を立てる場面がないことが政治的に批判されました。ただ、作品の意図からすれば当然の選択だと思います。
この作品の良さ
- 船内視点に徹した撮影
- 宇宙船を薄い箱として描く音の設計
- 月面の静寂
- 英雄譚にしない構成
当サイトの評価
月へ行った男を、英雄として描かない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.9 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.3 |
| 演技 | 4.2 |
| 余韻 | 4.1 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 受賞 視覚効果賞
- 題材
- アポロ 11号
- 日本公開
- 2019 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
アカデミー賞視覚効果賞を受賞しました。
星条旗を立てる場面がないことが、公開時に政治的な批判を受けました。
こんな人におすすめ
- 宇宙開発に関心がある人
- 英雄譚ではない伝記が観たい人
- 音響設計に注目して観る人
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