インクレディブル・ファミリー(2018年・洋画)のイメージ
洋画2018年アニメ2010年代アメリカ

インクレディブル・ファミリー

14年空いた続編としては、かなり真っ当な作りだと思います。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ブラッド・バード
製作
ピクサー・アニメーション・スタジオ
音楽
マイケル・ジアッキーノ
製作国
アメリカ
公開
2018年
備考
前作から14年後の製作、物語は直後から

あらすじ(ネタバレなし)

スーパーヒーロー活動が法で禁じられたまま、パー家は行き場を失っていました。前作の直後、街での戦闘によって彼らの立場はさらに悪くなっています。

そこへ、通信企業の実業家から話が持ちかけられます。ヒーローの活動を合法化するため、まずイメージの良い一人を活躍させたい——選ばれたのは、妻のイラスティガールでした。

彼女が外で働く一方、夫のMr.インクレディブルは家に残り、三人の子どもの世話をすることになります。宿題、反抗期、そして赤ん坊ジャック・ジャックの制御不能な超能力。

ここが見どころ

役割の交代

妻が外で働き、夫が家で苦戦する。前作でMr.インクレディブルが感じていた「認められたい」という気持ちを、今度は彼が引き受ける側に回るという構造が的確です。

ジャック・ジャック

赤ん坊が次々と別の能力を発現させる。育児の予測不可能さを超能力で表現した一連の場面が、この作品で最も楽しい部分です。

アクションの設計

イラスティガールのバイク追跡など、伸びる身体を使った動きが緻密に組まれています。ブラッド・バードのアクション演出は相変わらず切れ味があります。

この映画について:14年ぶりの続編。今度は妻が働き、夫が家事をする。

14年空いた続編にもかかわらず、物語は前作の直後から始まります。登場人物を歳を取らせないという判断で、これは正解でした。家族の力関係をもう一度扱うには、この時点が必要だった。

役割を交代させた構成が良く、前作の主題を反転させています。認められたい夫と、家庭を守る妻。それが入れ替わることで、同じ問題を別の側から見せることができている。

弱点は敵役です。動機は説明されるものの、正体の見当がつきやすく、前作のシンドロームほどの強度はありません。

映像はさすがの水準で、とくに光の表現が印象的です。ただし作中に強い明滅の場面があり、公開時に注意喚起が行われました。この点は記しておきます。

この作品の良さ

  • 役割を交代させて前作の主題を反転させた構成
  • 育児を超能力で表現したジャック・ジャック
  • 伸びる身体を使ったアクション設計
  • 登場人物を歳を取らせない判断

当サイトの評価

4.1/5.0

14年ぶりの続編。今度は妻が働き、夫が家事をする。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美4.4
音楽4.4
演技4.1
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
長編アニメ賞 ノミネート
前作から
14 年後の製作
公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

第91回アカデミー賞で長編アニメーション映画賞にノミネートされました。前作から14年後の製作ですが、物語は直後から始まります。

作中に強い明滅の場面があり、公開時には劇場で注意喚起が行われました。当サイトでは前作『Mr.インクレディブル』も収録しています。

こんな人におすすめ

  • 前作『Mr.インクレディブル』を観た人
  • 家族ものとヒーローものの両方が好きな人
  • 育児の経験がある人

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