COLD WAR あの歌、2つの心(2018年・洋画)のイメージ
洋画2018年恋愛ドラマポーランド

COLD WAR あの歌、2つの心

4.2/5当サイトの評価(5点満点)

短いのに、これだけの時間を描き切ります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・共同脚本
パヴェウ・パヴリコフスキ
出演
ヨアンナ・クーリク、トマシュ・コット
上映時間
88分
製作国
ポーランド・イギリス・フランス
日本公開
2019年
受賞
カンヌ国際映画祭 監督賞

あらすじ(ネタバレなし)

1949年のポーランド。音楽家のヴィクトルは、民族音楽を歌える若者を集める仕事をしていました。そこで出会ったのがズーラです。

二人は惹かれ合いますが、楽団は次第に体制の宣伝に利用されていきます。ヴィクトルは西側へ亡命を決意しました。

パリ、ベルリン、ユーゴスラビア。二人は何度も出会い、そのたびにすれ違います。15年にわたる関係が、断片的に描かれていきます。

ここが見どころ

省略の技術

何年も飛ばして次の場面へ移ります。88分で15年を描き切るための徹底した省略です。

モノクロと画面比

ほぼ正方形の画面で、モノクロで撮られています。人物の上に空白が多く取られる構図が独特です。

同じ曲の変奏

一つの民謡が、民族音楽、ジャズ、シャンソンと形を変えて何度も現れます。時代と場所の変化を音で示す設計です。

この映画について:88分。15年にわたる恋愛を、断片だけで見せる。

15年にわたる恋愛を、88分で描いた作品です。説明はほとんどなく、場面と場面のあいだが大きく飛びます。

その省略が効いています。会えなかった時間を描かないことで、再会の重さが増す。

音楽の使い方が素晴らしい。同じ旋律が形を変えて繰り返され、それだけで時代の移り変わりが分かります。

モノクロの画面も美しく、カンヌで監督賞を受賞しました。短いので、まず観てほしい種類の作品です。

この作品の良さ

  • 88分で15年を描く省略の技術
  • モノクロと正方形に近い画面
  • 同じ旋律の変奏による時代の提示
  • 説明を排した構成

当サイトの評価

4.2/5.0

88分。15年にわたる恋愛を、断片だけで見せる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美4.7
音楽4.7
演技4.3
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

カンヌ
監督賞 2018年
上映時間
88
日本公開
2019

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞し、アカデミー賞では監督賞・撮影賞・国際長編映画賞にノミネートされました。

省略の多い構成のため、説明を求める人には不親切な作品です。

こんな人におすすめ

  • 静かな恋愛映画が好きな人
  • モノクロ映画が好きな人
  • 短い作品を探している人

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