ハリー・ポッターと賢者の石
シリーズ全体の評価とは切り離して、1作目単体でどうかを書きます。低めの点数の理由も含めて。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- クリス・コロンバス
- 原作
- J・K・ローリング
- 出演
- ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン
- 音楽
- ジョン・ウィリアムズ
- 上映時間
- 152分
- 日本公開
- 2001年12月
あらすじ(ネタバレなし)
両親を亡くし、意地悪な親戚の家の階段下で暮らす11歳の少年ハリー・ポッター。誕生日を前に、彼のもとへ一通の手紙が届きます。ホグワーツ魔法魔術学校への入学許可証でした。
自分が魔法使いであり、両親を殺した闇の魔法使いから生き延びた特別な存在だと知ったハリーは、学校へ向かいます。そこで友人を得て、授業を受け、競技に熱中し、そして城の奥に隠された「賢者の石」の秘密に近づいていきます。
ここが見どころ
学校の見学として
動く階段、しゃべる肖像画、組分け帽子、大広間の天井。物語を進めるより、この学校を隅々まで見せることに時間を使っています。1作目としてはこれが正しい判断でした。
ジョン・ウィリアムズの主題
チェレスタで始まるあのメロディ。シリーズ全体を貫く記号になりました。
配役
子役3人はもちろん、脇を固めるイギリスの名優たちの充実ぶりが、この世界を安っぽくしていません。
この映画について:物語より、魔法学校を見学する楽しさで持っている。
映画としての評価は、正直そこまで高くありません。原作をなぞることを優先していて、映画独自の構成の工夫がほとんどない。152分と長く、事件が動き出すのも遅い。
ただ、1作目の役割は世界を見せることだと考えれば、この作りは間違っていません。実際、多くの人が記憶しているのは物語の筋ではなく、学校の光景のほうだと思います。
後の作品はもっと暗く、映画としても完成度が上がっていきます。ここはあくまで入り口として観るのがいいと思います。点数を低めにしたのはそのためで、シリーズ全体の評価とは別です。
この作品の良さ
- 魔法学校の世界を見せることに徹した構成
- ジョン・ウィリアムズの主題
- 脇を固める俳優陣の充実
当サイトの評価
物語より、魔法学校を見学する楽しさで持っている。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.9 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.8 |
| 演技 | 4.1 |
| 余韻 | 4.0 |
世間ではどう評価されているか
- 日本 興行収入
- 203 億円
- IMDb
- 7.7 /10
- シリーズ
- 全8作 以降の作品はより暗い作風に
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
日本での興行収入は203億円を記録し、当時の歴代上位に入る大ヒットとなりました。シリーズは全8作が製作されています。
子ども向けファンタジーの大型シリーズという形を確立した作品で、以降の映画産業に与えた影響は大きなものでした。
こんな人におすすめ
- シリーズの1作目から順に観たい人
- 家族で観られる作品を探している人
- 原作を読んでいる人
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