

ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命
伝記映画の形をしていますが、実質はほぼホラーです。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- パブロ・ラライン
- 出演
- ナタリー・ポートマン、ピーター・サースガード、ビリー・クラダップ、ジョン・ハート
- 製作国
- アメリカ・チリ・フランス
- 日本公開
- 2017年
- 受賞
- 米アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
- 題材
- 1963年のケネディ大統領暗殺直後
あらすじ(ネタバレなし)
1963年11月、ダラス。ジャクリーン・ケネディの目の前で、夫である大統領が銃撃されます。血に染まった服のまま、彼女はワシントンへ戻りました。
数日のうちに、彼女は決断を迫られます。葬儀の形式、埋葬の場所、そして夫の記憶をどう残すか。
暗殺から1週間後、彼女は一人の記者を自宅に招きます。何を語り、何を語らないか。その取材の場面が、物語の枠になっています。
ここが見どころ
ナタリー・ポートマン
話し方から所作まで徹底して寄せています。本人に似せることと、内側を演じることを両立させた仕事です。
音楽
ミカ・レヴィによる不協和音が全編に流れます。伝記映画とは思えない不穏さを作っています。
取材という枠
記者に語る場面が挟まれます。「これは書かないで」と何度も遮ることで、彼女が記憶を作っていることが示されます。
この映画について:夫が撃たれた直後の数日間だけを描く。
歴史的な事件を扱いながら、政治の話はほとんど出てきません。描かれるのは、目の前で夫を失った人物の数日間です。
音楽が異様です。伝記映画の作法から完全に外れており、不穏な弦の音が終始鳴っています。この選択が作品の性格を決めました。
同時に本作は、伝説がどう作られるかの話でもあります。彼女は悲しみの中で、夫の記憶をどう残すかを計算している。その二面性が主題です。
ナタリー・ポートマンの演技は圧巻ですが、観ていて楽な作品ではありません。ほぼ全編、混乱と恐怖の中に置かれます。
この作品の良さ
- ナタリー・ポートマンの演技
- ミカ・レヴィによる不穏な音楽
- 取材という枠を使った構成
- 伝説が作られる過程という主題
当サイトの評価
夫が撃たれた直後の数日間だけを描く。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.0 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.1 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- ノミネート 主演女優賞ほか
- 題材
- 1963 年の暗殺直後
- 日本公開
- 2017 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
ケネディ大統領暗殺直後の数日間を描いた作品で、ナタリー・ポートマンがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。
伝記映画としては異例の不穏な音楽と構成が特徴です。
こんな人におすすめ
- 伝記映画の定型に飽きた人
- ナタリー・ポートマンの演技を観たい人
- アメリカ現代史に関心がある人
配信を探す
各サービスで「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。

