

新解釈・三國志
合う人には合い、合わない人には全く合わない。その典型のような作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 福田雄一
- 出演
- 大泉洋、ムロツヨシ、山本美月、橋本環奈、賀来賢人
- 語り
- 西田敏行
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2020年
あらすじ(ネタバレなし)
後漢末期の中国。劉備玄徳は、実は気が小さく、酒を飲まないとまともに戦えない人物でした。
関羽、張飛と義兄弟の契りを結び、彼は乱世に身を投じます。天才軍師の諸葛孔明を迎え、曹操や孫権と渡り合っていきますが、その裏側はどれも情けないものでした。
赤壁の戦いをはじめとする有名な場面が、すべて「実はこうだった」という形で語り直されていきます。
ここが見どころ
配役の豪華さ
大泉洋、ムロツヨシ、賀来賢人、橋本環奈ほか、福田組の常連が総出演します。顔ぶれを眺めるだけでも楽しいという作りです。
西田敏行の語り
全編にわたる語りが、真面目なトーンでふざけた内容を伝えます。この落差が笑いの土台になっています。
美術と衣装
内容はふざけていますが、美術には予算がかかっています。本気で作った画で嘘をつくという構造です。
この映画について:三國志を、全員ふざけてやる。
福田雄一の作風が最も濃く出た作品の一つです。アドリブ、内輪のノリ、様式の茶化し。これらを面白いと感じるかどうかで、評価が完全に決まります。
私は正直、乗り切れませんでした。歴史の場面を茶化す構造は面白いのですが、同じ調子のギャグが2時間続くため、途中で単調になります。
一方で、三國志を知らない人がとっかかりとして観るには悪くないかもしれません。有名な場面が一通り出てくるので、名前だけは覚えられます。
興行的には成功しており、この作風に需要があることは確かです。合わない人は最初の10分で分かるはずなので、そこで判断するのが良いと思います。
この作品の良さ
- 福田組の豪華な顔ぶれ
- 西田敏行の真面目な語りとの落差
- 美術と衣装には手を抜いていない
- 三國志の入り口にはなる
当サイトの評価
三國志を、全員ふざけてやる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.1 |
| 映像美 | 3.5 |
| 音楽 | 3.4 |
| 演技 | 3.5 |
| 余韻 | 3.0 |
世間ではどう評価されているか
- 監督
- 福田雄一
- 公開
- 2020 年
- 興行収入
- 40.3 億円
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
福田雄一監督による歴史コメディで、興行収入40.3億円を記録しました。
作風について評価が極端に分かれた作品としても知られています。
こんな人におすすめ
- 福田雄一の作風が好きな人
- 何も考えずに笑いたい人
- 三國志を知らない人(入り口として)
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