ハート・ロッカーTHE HURT LOCKER
ハート・ロッカー
政治的な主張は薄く、ひたすら現場の緊張だけを描きます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- キャスリン・ビグロー
- 脚本
- マーク・ボール
- 出演
- ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 131分
- 公開
- 2010年3月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
2004年、バグダッド。米軍の爆発物処理班に、新しい班長ジェームズが着任します。前任者は任務中に死亡していました。
ジェームズは防護服を脱ぎ捨て、手順を無視し、危険な距離まで踏み込みます。部下の二人は、彼のやり方に神経をすり減らしていきます。
残る任務日数がカウントダウンされていく中、班はいくつもの現場に呼ばれます。
ここが見どころ
冒頭の処理
誰が死ぬか分からない導入。この10分で作品のルールが提示されます。
砂漠の狙撃戦
長時間ほとんど動かず、待ち続ける一場面。緊張の作り方が他の戦争映画と異なります。
スーパーの棚
帰国後、シリアルの棚の前に立ち尽くす場面。台詞なしで、この人物が抱えた問題を示します。
この映画について:爆弾処理班。一本の線を切るまでの、耐えがたい時間。
冒頭に掲げられる「戦争は麻薬である」という趣旨の引用が、この映画のすべてです。反戦でも賛美でもなく、依存の話として戦争を扱っています。
手持ちカメラと長回しによる緊張の作り方は非常に効果的です。一方で、軍事考証の正確さについては専門家から批判もあります。
難点は、人物の掘り下げが浅いこと。緊張の連続で押し切る作りなので、ドラマを求めると物足りません。
この作品の良さ
- 緊張の作り方
- 戦争を依存として描く視点
- 帰国後の場面
当サイトの評価
4.1/5.0
爆弾処理班。一本の線を切るまでの、耐えがたい時間。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 3.9 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 6部門 作品賞・監督賞ほか
- IMDb
- 7.5 /10
- 記録
- 女性初 アカデミー監督賞
第82回アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む6部門を受賞しました。キャスリン・ビグローは女性として初めてアカデミー監督賞を受賞しています。
こんな人におすすめ
- 緊張感のある映画が好きな人
- 戦争映画を追いたい人
- 説教くさくない作品を求める人
配信を探す
各サービスで「ハート・ロッカー」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。