逆転のトライアングル
食事中に観るのは避けてください。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- リューベン・オストルンド
- 出演
- ハリス・ディキンソン、シャルルビ・ディーン、ドリー・デ・レオン、ウディ・ハレルソン
- 製作国
- スウェーデンほか
- 上映時間
- 147分
- 公開
- 2023年2月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
第一部。モデルのカールと、インフルエンサーの恋人ヤヤ。二人はレストランで、どちらが支払うかをめぐって延々と言い争います。
第二部。二人は招待された豪華クルーズに乗ります。乗客は富豪ばかり。船長はマルクス主義者で、船室に閉じこもっています。嵐の夜、船内は地獄になります。
第三部。生き残った数人が、無人島に流れ着きます。そこで唯一、火を起こし魚を獲れるのは、清掃係のアビゲイルでした。
ここが見どころ
船長の晩餐会
揺れる船内での正餐。富の象徴が、体液にまみれていく20分間です。
第三部の逆転
無人島で、階級が完全にひっくり返ります。ドリー・デ・レオン演じるアビゲイルが全部を持っていきます。
冒頭の支払い論争
10分近い口論。この時点で作品の狙いが提示されます。
この映画について:豪華客船が嵐に遭い、富裕層が一斉に嘔吐する。
リューベン・オストルンドは『ザ・スクエア』に続き2度目のパルムドールを受賞しました。いずれも、居心地の悪さを笑いに変える作家です。
風刺としては直接的で、深みには欠けます。ただ、第三部の逆転が単純な勝利にならないところは良い。
難点は147分の長さと、嘔吐と排泄の描写が延々と続くことです。
この作品の良さ
- 第三部の階級の逆転
- ドリー・デ・レオンの演技
- 居心地の悪さの作り方
当サイトの評価
豪華客船が嵐に遭い、富裕層が一斉に嘔吐する。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.2 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 4.1 |
世間ではどう評価されているか
- カンヌ
- パルムドール 2022年
- アカデミー賞
- 3部門 作品賞ほかノミネート
- IMDb
- 7.3 /10
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
2022年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞しました。リューベン・オストルンド監督にとって2度目の受賞です。
アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされました。
こんな人におすすめ
- 社会風刺が好きな人
- 下品な描写に耐性がある人
- 議論を呼んだ作品を観たい人
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