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邦画2001年青春2000年代行定勲

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重い題材を、あくまで青春映画の形で押し切った一本です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
行定勲
脚本
宮藤官九郎
原作
金城一紀
出演
窪塚洋介、柴咲コウ、山崎努、大竹しのぶ
上映時間
122分
公開
2001年10月

あらすじ(ネタバレなし)

杉原は在日韓国人の高校生です。朝鮮学校から日本の高校に進み、周囲との距離を測りかねています。元ボクサーの父から鍛えられ、喧嘩は強い。

ある日、友人のパーティーで桜井という少女と出会います。互いに惹かれあいますが、杉原は自分の出自をどう伝えるかを決めかねます。

名前とは何か、国籍とは何か。彼は誰にも用意されていない答えを、自分で探すことになります。

ここが見どころ

窪塚洋介の疾走

カメラに向かって話しかけ、走り、跳ねる。2001年当時の窪塚洋介の身体そのものが、この映画の推進力です。

宮藤官九郎の脚本

重い題材を、軽口とテンポで運びます。説教にならない。

山崎努の父親

元ボクサーで、息子を殴りながら育てる父。この人物が背負っている歴史が、台詞の少なさで示されます。

この映画について:「俺の名前を呼べよ」。国籍と名前についての青春映画。

この作品の核は、終盤の「名前を呼べ」というやりとりです。属性ではなく個人として扱われることを、たった一言で要求する。ここに全部が集約されています。

青春映画として爽快に作られていますが、扱っている問題は少しも解決していません。それを分かったうえで走り抜ける構成が誠実だと思います。

難点は、演出の勢いがときに空回りすること。2000年代初頭の映像の流行がやや古びて見える箇所もあります。

この作品の良さ

  • 窪塚洋介の存在感
  • 重い題材を運ぶ脚本のテンポ
  • 終盤のやりとり

当サイトの評価

4.2/5.0

「俺の名前を呼べよ」。国籍と名前についての青春映画。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美4.1
音楽4.2
演技4.6
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

日本アカデミー賞
最優秀作品賞 第25回
原作
直木賞 金城一紀
IMDb
7.5 /10

第25回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞など多数の部門を受賞しました。

原作は第123回直木賞を受賞した金城一紀の同名小説です。

こんな人におすすめ

  • 青春映画が好きな人
  • 在日コリアンを描いた作品に関心がある人
  • 宮藤官九郎の脚本を追いたい人

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