インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年・洋画)のイメージ
洋画1989年アクション1980年代アメリカ

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦

1作目と並んでシリーズ最高と言われる作品です。理由はショーン・コネリーの起用に尽きます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
スティーヴン・スピルバーグ
製作総指揮
ジョージ・ルーカス
出演
ハリソン・フォード、ショーン・コネリー、デンホルム・エリオット、リヴァー・フェニックス
音楽
ジョン・ウィリアムズ
公開
1989年

あらすじ(ネタバレなし)

考古学者インディ・ジョーンズのもとに、父の失踪の知らせが届きます。父ヘンリーは、キリストの聖杯の研究に生涯を捧げてきた学者でした。

父が残した手記を頼りにヴェネツィアへ向かったインディは、そこで聖杯を狙うナチスの動きを知ります。捕らわれていた父を救出し、二人は行動を共にすることになりました。

しかし父子の関係は、長年の断絶で冷え切っています。研究のことしか頭にない父と、それに構ってもらえなかった息子。聖杯へ向かう旅は、同時にその関係を問い直す旅になっていきます。

ここが見どころ

ショーン・コネリーの父親

この配役がすべてです。かつてジェームズ・ボンドを演じた俳優を、冒険に向いていない偏屈な学者として起用した。二人の掛け合いだけで映画が持ちます。

冒頭の少年時代

リヴァー・フェニックス演じる若き日のインディが、帽子も鞭も傷跡も、すべての由来を数分で説明してしまう導入。説明を娯楽に変えるという点で見事です。

終盤の三つの試練

謎解きが物理的な仕掛けとして提示されます。頭で解いて、身体で通過する。冒険活劇の見せ場として非常に分かりやすい。

この映画について:父と息子で、聖杯を探しに行く。

シリーズの魅力は、遺跡と罠と追跡です。本作はそれを維持したうえで、父子の和解という筋を通したことで一段上に来ています。アクションの合間の会話が、ちゃんと物語になっている。

スピルバーグはこの時期、家族の不在を繰り返し扱ってきました。本作もその系譜にあり、聖杯という宗教的な題材を扱いながら、実際の主題は父に認めてもらえなかった息子の話です。

娯楽としてのテンポも良く、127分ほどの尺に見せ場が過不足なく配置されています。前作『魔宮の伝説』が暗すぎたことへの反省もあったと言われます。

難点は、ナチスを敵にする構図がやや型どおりなことです。ただ、これはシリーズの様式でもあるので、そういうものとして受け取るのが正解でしょう。

この作品の良さ

  • ショーン・コネリーを偏屈な学者に当てた配役
  • 説明を娯楽に変える冒頭の少年時代
  • アクションの合間の会話が物語になっている
  • 父子の和解という一本の筋

当サイトの評価

4.5/5.0

父と息子で、聖杯を探しに行く。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.5
映像美4.5
音楽4.7
演技4.7
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
受賞 音響効果編集賞
シリーズ
第3作
公開
1989

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

第62回アカデミー賞で音響効果編集賞を受賞しました。

1作目『レイダース』と並んでシリーズ最高作に挙げられることが多い作品です。当サイトでは『レイダース/失われたアーク』も収録しています。

こんな人におすすめ

  • 『レイダース』を観た人
  • 王道の冒険活劇が好きな人
  • 父子ものが好きな人

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