レヴェナント 蘇えりし者
物語は単純です。映像と身体で押し切る映画です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 撮影
- エマニュエル・ルベツキ
- 出演
- レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 156分
- 公開
- 2016年4月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
1820年代、アメリカ北西部。毛皮猟のガイドを務めるヒュー・グラスは、先住民の襲撃を受けた一隊を率いて撤退の途中にいました。
森の中で、グラスは子連れの灰色熊に襲われ、瀕死の重傷を負います。隊は彼を運びきれず、看取り役として二人を残して先へ進みます。
その一人フィッツジェラルドは、グラスの息子を殺し、彼を穴に埋めて立ち去ります。動けないはずのグラスは、そこから這い出します。
ここが見どころ
熊の襲撃
切れ目のない長回しで撮られた数分間。CGと実写の合成として、当時の到達点でした。
自然光のみの撮影
照明を使わず、日照のある短い時間だけ撮影する方法がとられました。撮影期間が大幅に伸びた原因でもあります。
極寒の身体
凍った川、生肉、馬の死体。俳優の身体への負荷が、そのまま画面の説得力になっています。
この映画について:熊に襲われ、置き去りにされた男が、雪の中を這って戻る。
物語自体は単純な復讐譚で、脚本の妙はありません。この作品の価値は、映像と身体という、映画にしかできない部分に全振りしていることです。
ルベツキはこれで3年連続のアカデミー撮影賞受賞となりました。広角レンズで人物に寄りながら風景も入れる撮り方が特徴的です。
難点は156分の長さと、後半の展開が引き延ばされていることです。
この作品の良さ
- 熊の襲撃の長回し
- 自然光による映像
- 身体表現の凄み
当サイトの評価
熊に襲われ、置き去りにされた男が、雪の中を這って戻る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.9 |
| 映像美 | 5.0 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 3部門 監督賞・主演男優賞・撮影賞
- IMDb
- 8.0 /10
- 撮影
- 自然光のみ 撮影期間が長期化
第88回アカデミー賞で監督賞、主演男優賞、撮影賞を受賞しました。レオナルド・ディカプリオにとって初のアカデミー賞受賞です。
撮影のエマニュエル・ルベツキは、これで3年連続の撮影賞受賞となりました。
こんな人におすすめ
- 映像で圧倒されたい人
- 過酷なサバイバルものが好きな人
- ディカプリオの代表作を追いたい人
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