

マイ・ダディ
泣かせにくる作品ですが、思ったより粘っこくありません。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 金井純一
- 出演
- ムロツヨシ、中村ゆり、奈緒、徳永えり
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2021年
- ジャンル
- ドラマ
あらすじ(ネタバレなし)
小さな教会の牧師である御堂一男は、妻を亡くしてから娘のひかりと二人で暮らしてきました。信仰にも生活にも真面目な男です。
ある日、ひかりが白血病と診断されます。移植を検討する過程で行われた検査により、二人に血のつながりがないことが判明しました。
動揺しながらも、彼はドナーとなり得る人物を探し始めます。それは、亡き妻の過去に向き合うことでもありました。
ここが見どころ
ムロツヨシの抑えた芝居
コメディの印象が強い俳優ですが、ここでは笑いをほとんど使いません。感情を溜める演技で通しています。
信仰の扱い
主人公が牧師であることが、単なる設定に終わっていません。赦すという行為が、彼にとって職業上の問題でもあるという捻れが効いています。
説明の少なさ
妻の過去について、必要以上の説明がありません。断片だけが示されます。
この映画について:娘の病気をきっかけに、血がつながっていないと分かる。
難病、血のつながり、亡き妻の秘密。設定だけ並べると、あからさまに泣かせにきている作品です。
しかし演出は意外と抑えられています。音楽で煽る場面が少なく、劇的な台詞も控えめです。設定の強さに演出を上乗せしなかったのが良い判断でした。
ムロツヨシは、この時期から演技の幅を広げていきました。本作は、その中でも抑制の効いた仕事です。
とはいえ、話の運びは予想の範囲を出ません。意外性を求める作品ではないので、そのつもりで観るのが良いと思います。
この作品の良さ
- ムロツヨシの抑えた演技
- 信仰と赦しを絡めた設定
- 音楽で煽らない演出
- 妻の過去を説明しすぎない構成
当サイトの評価
娘の病気をきっかけに、血がつながっていないと分かる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.7 |
| 映像美 | 3.7 |
| 音楽 | 3.7 |
| 演技 | 3.9 |
| 余韻 | 3.8 |
世間ではどう評価されているか
- 主演
- ムロツヨシ
- 公開
- 2021 年
- ジャンル
- ドラマ
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
ムロツヨシが牧師の父を演じた作品です。
難病や血縁という題材を扱いながら、演出は抑制されている点が評価されました。
こんな人におすすめ
- 父娘の話が好きな人
- ムロツヨシの演技を観たい人
- 静かな泣かせ方を好む人
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