街の上でOVER THE TOWN
街の上で
小さな作品ですが、会話劇として非常に良くできています。何も起きない映画が好きな人向けです。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 今泉力哉
- 出演
- 若葉竜也、穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚
- 上映時間
- 130分
- 公開
- 2021年4月
あらすじ(ネタバレなし)
下北沢の古着屋で働く青年・荒川青。彼女に振られ、行きつけの飲み屋と本屋と映画館を行き来するだけの日々を送っています。
ある日、映画美学校の学生から自主映画への出演を頼まれます。断る理由もなく引き受けた彼の周りで、4人の女性との関係がゆるやかに交錯していきます。
ここが見どころ
長い会話
終盤、ホテルの一室での会話が20分近く続きます。本筋とほとんど関係のない話が延々と続き、それがいちばん面白い。
街の実在感
下北沢の実在の店が舞台になっています。ロケの積み重ねで、街そのものが登場人物のようになっています。
この映画について:下北沢から一歩も出ない、130分の雑談。
事件は何も起きません。会話して、歩いて、また会話する。130分。それでも飽きないのは、台詞のリズムが良いからです。
今泉力哉監督らしく、恋愛が始まりそうで始まらない距離が続きます。誰も決定的なことを言わない。この宙ぶらりんが心地よい。
難点は、その良さが完全に会話の好みに依存することです。会話劇が苦手なら130分は苦痛でしょう。また下北沢という街の文脈が分かるほど楽しめます。
この作品の良さ
- 会話のリズムの良さ
- 何も決めない距離感
- 街の実在感
当サイトの評価
4.3/5.0
下北沢から一歩も出ない、130分の雑談。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.5 |
| 映像美 | 4.0 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- 公開規模
- 小 単館系での公開
- IMDb
- 7.1 /10
- 評価
- 高い 口コミで支持を集めた
小規模公開ながら評価が高く、コロナ禍の時期に公開されたこともあって、街を歩く映画としての価値が語られた作品です。
こんな人におすすめ
- 会話劇が好きな人
- 何も起きない映画が好きな人
- 下北沢が好きな人
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