

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
地味ですが、いま観る意味のはっきりした作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- スティーヴン・スピルバーグ
- 出演
- メリル・ストリープ、トム・ハンクス、ボブ・オデンカーク
- 製作国
- アメリカ
- 日本公開
- 2018年
- 受賞
- 米アカデミー賞 作品賞ノミネート
- 題材
- 1971年のペンタゴン・ペーパーズ報道
あらすじ(ネタバレなし)
1971年。ベトナム戦争が泥沼化する中、政府が長年国民に嘘をついてきたことを示す機密文書が流出します。ニューヨーク・タイムズが報じ、政府は差し止めを命じました。
ワシントン・ポストは地方紙に過ぎず、株式公開を控えていました。発行人のキャサリン・グラハムは、夫の死により偶然その地位に就いた人物です。
編集主幹のベン・ブラッドリーは、文書を入手して報じるべきだと主張します。報じれば経営が破綻し、投獄される可能性もある。決定権は彼女にありました。
ここが見どころ
メリル・ストリープ
会議で意見を言えない人物として登場します。その彼女が決断する場面までの積み重ねが本作の核です。
新聞が刷られる工程
活字を組み、輪転機が回る。物理的な工程を見せることで、報道が後戻りできない行為だと示します。
報道の自由という主題
終盤の判決文が引用されます。制作時期を考えると、明確な意図のある作品です。
この映画について:報じるか、会社を守るか。決めるのは彼女だ。
報道をめぐる実話ですが、実質は一人の女性が決断できるようになるまでの話です。
冒頭の彼女は、男性ばかりの会議で発言できません。その状態から、社の存続を賭けた判断を下すまでが丁寧に積まれます。
スピルバーグの演出は手堅く、意外性はありません。むしろ古典的な作りで、安心して観られます。
制作が短期間で行われたことが知られており、当時の政治状況への応答として作られた面があります。その意図は明白です。
この作品の良さ
- 決断できるようになるまでの積み重ね
- 新聞が刷られる工程の描写
- メリル・ストリープとトム・ハンクスの演技
- 古典的で手堅い演出
当サイトの評価
報じるか、会社を守るか。決めるのは彼女だ。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 3.9 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 4.4 |
| 余韻 | 4.0 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- ノミネート 作品賞・主演女優賞
- 題材
- 1971 年の報道
- 日本公開
- 2018 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
1971年のペンタゴン・ペーパーズ報道を題材にした実話で、アカデミー賞作品賞にノミネートされました。
制作時期の政治状況への応答として作られた面が指摘されています。
こんな人におすすめ
- 報道を扱った作品が好きな人
- 『スポットライト』が良かった人
- 実話ベースの作品が好きな人
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