BUDAPEST HOTEL
BIRDMAN
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
技術の話が有名ですが、中身は自意識と承認をめぐるかなり痛い話です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- アレハンドロ・G・イニャリトゥ
- 撮影
- エマニュエル・ルベツキ
- 出演
- マイケル・キートン、エドワード・ノートン、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ
- 上映時間
- 119分
- 日本公開
- 2015年4月
あらすじ(ネタバレなし)
かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡した俳優リーガンは、いまや過去の人です。彼は自ら脚色・演出・主演を務める舞台で、俳優としての評価を取り戻そうとしています。
初日を控えたリハーサルは、傲慢な共演者、薬物依存から戻った娘、批評家の悪意によって混乱します。そして彼の頭の中では、バードマンの声が語りかけてきます。
ここが見どころ
ワンカット風の撮影
長いカットを繋いで全編が一続きに見えます。逃げ場のなさが、そのまま主人公の追い詰められ方になっています。
ドラムの劇伴
生ドラムだけの音楽が、場面の緊張に合わせて鳴ります。演奏者が画面に映り込む場面もあります。
この映画について:全編がひと続きのカットに見えるように撮られている。
撮影技術が話題になりましたが、その技術が「休むことを許されない」という主題と一致しているのが良いところです。
描かれているのは、承認されたい気持ちと、それを軽蔑したい気持ちの両方です。芸術と大衆性のどちらも選べない主人公が痛々しい。
難点は、業界内輪の話であることと、批評家の描き方が一方的なことです。また終盤の処理は解釈が分かれます。
この作品の良さ
- ワンカット風の撮影と主題の一致
- ドラムだけの劇伴
- マイケル・キートンの配役の妙
当サイトの評価
4.6/5.0
全編がひと続きのカットに見えるように撮られている。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.6 |
| 映像美 | 5.0 |
| 音楽 | 4.8 |
| 演技 | 4.9 |
| 余韻 | 4.5 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 4冠 作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞
- IMDb
- 7.7 /10
- 撮影
- エマニュエル・ルベツキ 3年連続の撮影賞
第87回アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞を受賞。主演のマイケル・キートン自身が過去にヒーロー映画の主役を演じていたことも、配役の妙として語られます。
こんな人におすすめ
- 撮影技術に興味がある人
- 業界ものが好きな人
- 自意識を描いた作品が好きな人
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