猿の惑星:聖戦記(2017年・洋画)のイメージ

猿の惑星:聖戦記

4.2/5当サイトの評価(5点満点)

三部作の到達点として、極めて完成度が高い一本です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・共同脚本
マット・リーヴス
出演
アンディ・サーキス、ウディ・ハレルソン、スティーヴ・ザーン
製作国
アメリカ
日本公開
2017年
シリーズ
新三部作の完結編
受賞
米アカデミー賞 視覚効果賞ノミネート

あらすじ(ネタバレなし)

人類と猿の戦いは長期化していました。シーザーは森の奥に群れを隠し、共存の道を探り続けています。

しかし人間の部隊を率いる大佐の襲撃で、彼は家族を失います。復讐に取り憑かれたシーザーは、群れを仲間に託して単独で追跡を始めました。

たどり着いたのは、猿たちが強制労働させられる収容所でした。そこで彼は、大佐の目的と、人類に起きている変化を知ることになります。

ここが見どころ

シーザーの内面

戦争映画の形をとりながら、描かれるのは指導者が憎しみに飲まれそうになる過程です。

モーションキャプチャ

アンディ・サーキスの演技がそのまま伝わります。表情だけで葛藤を表現する水準に達しています。

台詞の少なさ

猿たちの会話は多くが手話で、字幕がつきます。沈黙の時間が長いことが緊張を生みます。

この映画について:指導者が、憎しみに飲まれそうになる。

新三部作の完結編です。タイトルに戦争とありますが、大規模な戦闘場面は多くありません。

中心にあるのは、シーザーが自分の中の憎しみとどう向き合うかです。かつて敵だった仲間と同じ道へ進みかけるという筋が、三部作を通した主題を回収します。

アンディ・サーキスの演技が素晴らしい。台詞がほとんどないまま、指導者としての疲労と迷いを伝えます。

終盤の展開は静かで、爽快感はありません。ただ、三部作の締めくくりとしてこれ以上の形はなかったと思います。

この作品の良さ

  • 指導者の内面に集中した構成
  • アンディ・サーキスの演技
  • 台詞を減らした緊張の作り方
  • 三部作の主題の回収

当サイトの評価

4.2/5.0

指導者が、憎しみに飲まれそうになる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美4.5
音楽4.2
演技4.4
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
ノミネート 視覚効果賞
シリーズ
新三部作 の完結編
日本公開
2017

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

『猿の惑星』新三部作の完結編で、アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされました。

三部作の中で最も評価が高い作品の一つとされています。

こんな人におすすめ

  • 新三部作を観てきた人
  • 静かなSFが好きな人
  • モーションキャプチャの演技に関心がある人

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