THE NILE
ナイル殺人事件
古典ミステリの映画化として、手堅くまとまっています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・主演
- ケネス・ブラナー
- 原作
- アガサ・クリスティ『ナイルに死す』
- 出演
- ケネス・ブラナー、ガル・ガドット、アーミー・ハマー、エマ・マッキー
- 製作国
- アメリカ・イギリス
- 日本公開
- 2022年
- シリーズ
- ポアロ映画の第2作
あらすじ(ネタバレなし)
エジプト。大富豪の娘リネットは、親友の婚約者だった男と結婚し、新婚旅行でナイル川の客船に乗り込みます。
船上には、彼女に恨みを持つ人々が揃っていました。裏切られた親友も、姿を見せます。
そして夜、リネットが銃で撃たれて死にます。乗り合わせていた名探偵エルキュール・ポアロが、捜査を始めることになりました。
ここが見どころ
ポアロの前史
冒頭にモノクロの戦場の場面が置かれ、あの髭の由来が語られます。原作にない創作で、この扱いが最大の論点です。
エジプトの画
遺跡と川と船。大きな画面で見せることを前提にした撮り方で、映画館向きです。
動機の書き換え
原作から人物設定が変更されており、恋愛と嫉妬の比重が上がっています。
この映画について:ナイル川の客船で、新婚の妻が撃たれる。
アガサ・クリスティの代表作の一つを、正面から映画化しています。謎の骨格は原作通りで、大きな改変はありません。
問題は付け足された部分です。ポアロの過去と恋愛を描く創作が挟まれ、探偵を人間的に見せようとしています。これを不要と見る人は多いでしょう。
映像は豪華で、劇場向きの作りです。ただ背景の一部にCGが目立ち、実際にエジプトで撮ったわけではないことが分かってしまいます。
初めてこの話に触れる人には十分楽しめます。原作や1978年版に思い入れがある人ほど不満が出る種類の映画化です。
この作品の良さ
- 原作の謎の骨格を保った構成
- 劇場向きの豪華な画づくり
- ケネス・ブラナーのポアロ像
- 初見でも入れる分かりやすさ
当サイトの評価
ナイル川の客船で、新婚の妻が撃たれる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.3 |
| 映像美 | 3.9 |
| 音楽 | 3.7 |
| 演技 | 3.7 |
| 余韻 | 3.3 |
世間ではどう評価されているか
- 原作
- アガサ・クリスティ 『ナイルに死す』
- シリーズ
- 第2 作
- 日本公開
- 2022 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
アガサ・クリスティの『ナイルに死す』を、『オリエント急行殺人事件』に続いてケネス・ブラナーが監督・主演で映画化した作品です。
ポアロの過去を創作で補った点については、原作の読者から賛否があります。
こんな人におすすめ
- 古典ミステリが好きな人
- 前作『オリエント急行殺人事件』を観た人
- 豪華な配役の群像劇が好きな人
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