THE MANDALORIAN
AND GROGU
洋画2026年SF2020年代アメリカ

スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー

「スター・ウォーズは今から入れない」と思っている人にこそ勧めたい一本です。実際、予習は要りません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ジョン・ファヴロー
出演
ペドロ・パスカル、シガニー・ウィーバー、ジェレミー・アレン・ホワイト
製作国
アメリカ
上映時間
132分
日本公開
2026年5月22日
原型
配信ドラマ『マンダロリアン』

あらすじ(ネタバレなし)

ダース・ベイダーが倒れ、帝国が崩壊した後の銀河。中央の統治が失われた宇宙は、無法地帯に近い状態になっています。

そこで賞金稼ぎとして生きるのが、顔を見せない掟を守る戦士マンダロリアン。相棒は、強大なフォースの力を秘めた小さな子ども・グローグーです。血のつながりはなく、種族も違う二人が、なりゆきで一緒に旅をしている。

帝国の残党が再び力を集めつつあるという情報が入り、二人はその企てを止めるための任務に巻き込まれていきます。

ここが見どころ

説明しない導入

冒頭で世界設定を延々と説明したりしません。無法地帯であることも、二人の関係も、数分の行動を見せるだけで伝えてしまう。ジョン・ファヴローがこのシリーズでずっとやってきたことです。

グローグーという発明

喋らない、強い、かわいい。この3点だけで物語を動かせるキャラクターです。台詞がないぶん、マンダロリアンの側の反応で感情を見せるという構造になっていて、これが親子の物語として機能しています。

132分に収めた判断

配信ドラマの映画化は詰め込みすぎて散らかることが多いのですが、本作は寄り道を削っています。1本の映画として終わることを優先したのが、いちばんの美点だと思います。

この映画について:予習ゼロで入れる、久しぶりのスター・ウォーズ。

スター・ウォーズの続編三部作以降、シリーズは「過去作を知らないと乗れない」方向に進みがちでした。本作はそこを意図的に外しています。前提知識が要るのは固有名詞くらいで、話の骨格は荒っぽい大人と子どもの旅という、極めて単純なものです。

西部劇と時代劇の文法をそのまま持ち込んでいるのも従来通りで、これが分かりやすさに直結しています。旧作の『用心棒』や『七人の侍』が好きな人なら、たぶん一発で入れます。

弱点を挙げるなら、驚きは少ないことです。展開はおおむね予想の範囲に収まり、シリーズを追ってきた人ほど「知っている型」に見えるはず。ただ、その型を高い精度で仕上げている作品でもあります。

シガニー・ウィーバーの起用も効いています。彼女が出てくるだけで画面が締まる、というのは説明しづらいのですが、実際そうなっています。

この作品の良さ

  • 予備知識ゼロで観られる、久々のスター・ウォーズ
  • 喋らないグローグーを軸にした感情の見せ方
  • 配信ドラマの映画化として、1本で完結させた判断
  • 西部劇・時代劇の文法による分かりやすさ

当サイトの評価

4.1/5.0

予習ゼロで入れる、久しぶりのスター・ウォーズ。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美4.5
音楽4.5
演技4.1
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

日本興収
35.4 億円
世界興収
3.45 億ドル
上映時間
132

2026年5月22日に日本公開され、興行収入は35.4億円。世界興行収入は3.45億ドルです。

配信ドラマ『マンダロリアン』の劇場版にあたりますが、ドラマ未見でも問題なく観られるという評価が多く見られます。国内のレビューサイトでも比較的高い評価で受け止められました。

こんな人におすすめ

  • スター・ウォーズに入りそびれたと思っている人
  • 西部劇や時代劇の型が好きな人
  • 親子で観られる娯楽大作を探している人

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