AND GROGU
スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー
配信ドラマの劇場版だが、シリーズを知らない人でも問題なく観られる作りになっている。何より、賞金稼ぎと子どもの話として完結しているのが強い。
映像は相変わらず圧倒的ですが、本作は物語の構造にも変化がありました。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
森と海の民との交流を経て、ジェイク・サリー一家は再び戦いの渦中にいました。人類の侵攻は続き、パンドラの各地が荒らされています。
そこへ現れたのが、灰の民と呼ばれる部族でした。火山地帯に暮らす彼らは、これまで描かれてきたナヴィとはまったく異なる価値観を持っています。
彼らは人類との共存も、他部族との連帯も選びませんでした。ナヴィ同士の対立という、これまでになかった構図が生まれます。
シリーズはこれまで「人類 対 ナヴィ」という構図でした。ナヴィの内部に敵を置いたことで、善悪が単純でなくなっています。
1作目が森、2作目が水、そして本作は火です。作品ごとに一つの要素を技術的に追求するというシリーズの方針が一貫しています。
3DとIMAXを前提とした設計で、公開時には映像体験としての評価が集まりました。
シリーズの構図に変化を持ち込んだ点が、本作の最大の意味です。抑圧される側が常に正しいわけではないという視点を導入したことで、物語に厚みが出ました。
映像は例によって圧倒的です。火山地帯、灰、炎。1作ごとに一つの自然要素を極めるという方針が、技術的な見どころを保証しています。
一方で、上映時間の長さと、物語の運びの緩さは前作から変わりません。この規模で毎回3時間前後というのは、体力を要します。
劇場での鑑賞を前提とした作品です。この点はシリーズを通して変わりません。配信で観ると価値が大きく損なわれます。
今回のナヴィは、火を使い、そして敵になる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.8 |
| 映像美 | 5.0 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.1 |
| 余韻 | 4.1 |
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
『アバター』シリーズの第3作で、2025年12月19日に日本公開されました。日本での興行収入は25.9億円、世界興行収入は14.85億ドルです。
公開から18日で世界興収10億ドルを突破し、洋画実写作品として日本でも4週連続で首位を記録しました。当サイトでは1作目・2作目も収録しています。
各サービスで「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。