アバター ウェイ・オブ・ウォーター(2022年・洋画)のイメージ
洋画2022年SF2020年代アメリカ

アバター ウェイ・オブ・ウォーター

配信で観ると価値の半分が失われる、という珍しい種類の映画です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ジェームズ・キャメロン
出演
サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、ケイト・ウィンスレット
上映時間
192分
製作国
アメリカ
公開
2022年
受賞
米アカデミー賞 視覚効果賞

あらすじ(ネタバレなし)

前作から十数年。ジェイク・サリーはナヴィとして生き、ネイティリとのあいだに子どもたちをもうけていました。森の民として穏やかな日々が続いています。

しかし人類が再びパンドラへ戻ってきます。しかも、かつて命を落とした指揮官の記憶を持つアバターまで送り込まれてきました。標的はジェイク個人です。

家族を守るため、彼は森を捨てる決断をします。一家が身を寄せたのは、海に暮らすメトカイナ族。まったく異なる文化の中で、家族はよそ者として生きることになります。

ここが見どころ

水中の表現

水面の揺らぎ、光の屈折、髪や布の抵抗。水中モーションキャプチャの技術を新規に開発して撮られています。この一点で映画史に残ります。

海の生き物との関係

トゥルクンという鯨に似た生物との交流が、物語の感情面を担います。捕鯨を思わせる場面は、直接的ですが効きます。

ハイフレームレート上映

場面によってフレームレートを変える手法が使われています。滑らかすぎるという批判もありましたが、水中では効果的でした。

この映画について:13年待たせて、水を撮りに来た。

物語は、率直に言って平凡です。よそ者として受け入れられる、家族が試される、悪役が執念深く追ってくる。どれも既視感のある展開で、192分の尺に対して密度は高くありません。

それでも本作が評価されるのは、映像技術の達成が圧倒的だからです。水の表現は、公開時点で他に比較対象がありませんでした。技術それ自体が作品の主題になっているという点で、キャメロンらしい映画です。

3時間超という長さは体力を要します。ただ、後半の海戦は長さに見合った見せ場になっており、終盤に向けて確実に盛り上がります。

自宅の画面で観ると、この作品の価値の大半が失われます。劇場、できれば大きなスクリーンで観るべき作品だと考えています。

この作品の良さ

  • 水中表現のための技術開発
  • 海の生き物との関係が担う感情
  • 後半の海戦の見せ場
  • 技術そのものが主題になっている構造

当サイトの評価

4.2/5.0

13年待たせて、水を撮りに来た。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.8
映像美5.0
音楽4.4
演技4.1
余韻4.1

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
受賞 視覚効果賞
上映時間
192
公開
2022

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

第95回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞しました。世界興行収入は歴代上位に入る規模となっています。

水中でのモーションキャプチャ技術を新たに開発して撮影されました。当サイトでは『アバター』『ファイヤー・アンド・アッシュ』も収録しています。

こんな人におすすめ

  • 劇場の大画面で観られる人
  • 映像技術に興味がある人
  • 前作『アバター』を観た人

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