

マグニフィセント・セブン
元をたどれば黒澤明。その系譜として観ると面白い一本です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- アントワーン・フークア
- 出演
- デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン
- 製作国
- アメリカ
- 日本公開
- 2017年
- 原型
- 1960年『荒野の七人』/1954年『七人の侍』
- ジャンル
- 西部劇/アクション
あらすじ(ネタバレなし)
西部の小さな町ローズクリークは、鉱山主バーソロミュー・ボーグに脅かされていました。逆らった住民は殺されます。
夫を殺された女性エマは、賞金稼ぎのサム・チザムに助けを求めました。彼は依頼を引き受け、仲間を集め始めます。
ギャンブラー、狙撃手、暗殺者、追跡者。素性の異なる七人が集まり、圧倒的に不利な戦いの準備を進めます。
ここが見どころ
配役の多様性
黒人、アジア系、先住民、メキシコ系。従来の西部劇では中心に置かれなかった顔ぶれで七人が構成されています。
終盤の防衛戦
町を要塞化し、迎え撃つ。『七人の侍』から受け継がれた構造がそのまま使われています。
イ・ビョンホン
ナイフを使う暗殺者役です。銃の中に一人だけ違う武器を置く配置が効いています。
この映画について:『七人の侍』から数えて、何度目かの七人。
1960年の『荒野の七人』の再映画化で、元をたどれば黒澤明の『七人の侍』です。骨格は三代にわたってほぼ変わっていません。
本作の特徴は配役です。白人の英雄が中心にいた西部劇の型を、意識的に崩しています。
一方、人物の掘り下げは浅い。七人それぞれの背景がほとんど描かれず、誰が死んでも感情が動きません。『七人の侍』にあった各人の来歴の重みは失われています。
娯楽としては十分に成立しています。深く考えずに楽しむ作品と割り切るのが良いでしょう。当サイトでは『七人の侍』も収録しています。
この作品の良さ
- 配役の多様性
- 終盤の防衛戦の構成
- イ・ビョンホンの配置
- 素直な娯楽作としての完成度
当サイトの評価
『七人の侍』から数えて、何度目かの七人。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.4 |
| 映像美 | 4.0 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 3.9 |
| 余韻 | 3.5 |
世間ではどう評価されているか
- 原型
- 1960 年『荒野の七人』
- さらに原型
- 1954 年『七人の侍』
- 日本公開
- 2017 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
1960年の『荒野の七人』の再映画化で、その原型は黒澤明の『七人の侍』です。
人物の掘り下げが浅いという指摘があります。当サイトでは『七人の侍』も収録しています。
こんな人におすすめ
- 『七人の侍』を観た人
- 西部劇が好きな人
- 気軽に観られるアクションを探している人
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