

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
シリーズの中でも敵役がいちばん楽しい一本です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ルイ・レテリエ
- 出演
- ヴィン・ディーゼル、ジェイソン・モモア、ミシェル・ロドリゲス、ジョン・シナ
- 製作国
- アメリカ
- 公開
- 2023年
- シリーズ
- 第10作
あらすじ(ネタバレなし)
かつてブラジルで、ドミニクたちは巨大な金庫を引きずって麻薬王を倒しました。その麻薬王には、息子がいました。
ダンテと名乗るその男は、10年以上をかけて復讐の準備を進めていました。彼の目的は、ドミニクを殺すことではなく、彼から少しずつすべてを奪うことです。
仲間は分断され、家族は狙われ、ドミニク自身も追われる立場になります。世界各地で同時に事態が動き始めました。
ここが見どころ
ジェイソン・モモアのダンテ
楽しそうに残酷なことをする、演劇的な悪役です。シリーズの敵役としては最も個性的で、この配役が本作の評価を支えています。
ローマでの爆弾
巨大な球状の爆弾が市街地を転がる場面。荒唐無稽ですが、シリーズの様式としては正しい方向です。
過去作との接続
『MEGA MAX』の出来事を掘り返すという構成。シリーズを追ってきた人には効きます。
この映画について:巨大な金庫を引きずった、あの作品の因縁が返ってくる。
シリーズは第9作で宇宙まで行ってしまい、次にどうするかが問題でした。本作の答えは「過去に戻る」で、シリーズ屈指の人気作の因縁を再利用しています。
この判断は正解でした。新しい設定を足すのではなく、既存の物語を掘り下げる。10作目としては適切な選択です。
ジェイソン・モモアの演技が突出しており、彼が画面にいる時間はすべて楽しい。逆に、彼が出ていない場面はやや平板です。
本作は物語の途中で終わります。次作が前提の構成で、決着はついていません。この点は明確に不満が残ります。
この作品の良さ
- ジェイソン・モモアによる演劇的な悪役
- 過去作の因縁を掘り返す構成
- ローマでの爆弾のアクション
- 宇宙の次を「過去」に求めた判断
当サイトの評価
巨大な金庫を引きずった、あの作品の因縁が返ってくる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 2.9 |
| 映像美 | 3.9 |
| 音楽 | 3.8 |
| 演技 | 3.4 |
| 余韻 | 3.1 |
世間ではどう評価されているか
- シリーズ
- 第10作
- 公開
- 2023 年
- 備考
- 続編 が前提の構成
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
『ワイルド・スピード』シリーズの第10作です。
シリーズ第5作『MEGA MAX』の出来事を掘り返す構成で、物語は次作へ続きます。当サイトでは『ジェットブレイク』も収録しています。
こんな人におすすめ
- シリーズを追ってきた人
- ジェイソン・モモアの怪演を観たい人
- 続編前提の構成を許容できる人
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