ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年・洋画)のイメージ
洋画2023年アクション2020年代アメリカ

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

シリーズの中でも敵役がいちばん楽しい一本です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ルイ・レテリエ
出演
ヴィン・ディーゼル、ジェイソン・モモア、ミシェル・ロドリゲス、ジョン・シナ
製作国
アメリカ
公開
2023年
シリーズ
第10作

あらすじ(ネタバレなし)

かつてブラジルで、ドミニクたちは巨大な金庫を引きずって麻薬王を倒しました。その麻薬王には、息子がいました。

ダンテと名乗るその男は、10年以上をかけて復讐の準備を進めていました。彼の目的は、ドミニクを殺すことではなく、彼から少しずつすべてを奪うことです。

仲間は分断され、家族は狙われ、ドミニク自身も追われる立場になります。世界各地で同時に事態が動き始めました。

ここが見どころ

ジェイソン・モモアのダンテ

楽しそうに残酷なことをする、演劇的な悪役です。シリーズの敵役としては最も個性的で、この配役が本作の評価を支えています。

ローマでの爆弾

巨大な球状の爆弾が市街地を転がる場面。荒唐無稽ですが、シリーズの様式としては正しい方向です。

過去作との接続

『MEGA MAX』の出来事を掘り返すという構成。シリーズを追ってきた人には効きます。

この映画について:巨大な金庫を引きずった、あの作品の因縁が返ってくる。

シリーズは第9作で宇宙まで行ってしまい、次にどうするかが問題でした。本作の答えは「過去に戻る」で、シリーズ屈指の人気作の因縁を再利用しています。

この判断は正解でした。新しい設定を足すのではなく、既存の物語を掘り下げる。10作目としては適切な選択です。

ジェイソン・モモアの演技が突出しており、彼が画面にいる時間はすべて楽しい。逆に、彼が出ていない場面はやや平板です。

本作は物語の途中で終わります。次作が前提の構成で、決着はついていません。この点は明確に不満が残ります。

この作品の良さ

  • ジェイソン・モモアによる演劇的な悪役
  • 過去作の因縁を掘り返す構成
  • ローマでの爆弾のアクション
  • 宇宙の次を「過去」に求めた判断

当サイトの評価

3.3/5.0

巨大な金庫を引きずった、あの作品の因縁が返ってくる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本2.9
映像美3.9
音楽3.8
演技3.4
余韻3.1

世間ではどう評価されているか

シリーズ
第10作
公開
2023
備考
続編 が前提の構成

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

『ワイルド・スピード』シリーズの第10作です。

シリーズ第5作『MEGA MAX』の出来事を掘り返す構成で、物語は次作へ続きます。当サイトでは『ジェットブレイク』も収録しています。

こんな人におすすめ

  • シリーズを追ってきた人
  • ジェイソン・モモアの怪演を観たい人
  • 続編前提の構成を許容できる人

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