クリーピー 偽りの隣人(2016年・邦画)のイメージ
邦画2016年サスペンス・犯罪ホラーサスペンス日本

クリーピー 偽りの隣人

3.8/5当サイトの評価(5点満点)

理屈より、気味の悪さを味わう作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・共同脚本
黒沢清
原作
前川裕『クリーピー』
出演
西島秀俊、竹内結子、香川照之、川口春奈
製作国
日本
公開
2016年
ジャンル
サスペンス

あらすじ(ネタバレなし)

元刑事の高倉は、事件をきっかけに現場を離れ、大学で犯罪心理学を教えています。妻の康子と、静かな住宅街へ引っ越してきました。

隣家の西野は、挨拶をしても要領を得ず、態度が一定しません。娘だという少女は、あの人は父親ではないと言い出します。

同じ頃、高倉は6年前の一家失踪事件の調査を依頼されていました。二つの出来事が、次第に重なっていきます。

ここが見どころ

香川照之の隣人

卑屈になったかと思えば居丈高になります。予測できない振れ幅が、この作品の恐怖のすべてです。

黒沢清の空間

住宅街、廊下、地下。何も起きていない空間が不穏に見えるという、この監督の持ち味が全開です。

支配の描写

暴力ではなく、言葉と態度で他人を従わせます。逃げられるはずなのに逃げない状態が怖い。

この映画について:隣に越してきた男が、どこかおかしい。

サスペンスの体裁ですが、謎解きとしては辻褄が合わない部分が多い作品です。動機も手口も説明されません。

本作の価値は、そこではありません。隣人が何を考えているか分からない、という感覚だけで最後まで引っ張ります。

香川照之の演技が突出しています。怖がらせようとしていないのに怖いという状態を、身体と声だけで作っています。

終盤の展開は荒唐無稽で、そこで冷める人はいるでしょう。理屈を求めず、雰囲気を浴びる作品と考えるのが正しい。

この作品の良さ

  • 香川照之の予測できない演技
  • 何も起きていない空間の不穏さ
  • 暴力によらない支配の描写
  • 黒沢清らしい画面設計

当サイトの評価

3.8/5.0

隣に越してきた男が、どこかおかしい。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.6
映像美4.1
音楽3.9
演技4.3
余韻3.9

世間ではどう評価されているか

原作
前川裕 の小説
監督
黒沢清
公開
2016

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

前川裕の小説を原作とし、黒沢清が監督した作品です。

謎解きとしての辻褄については、公開時から指摘があります。

こんな人におすすめ

  • 黒沢清の作品が好きな人
  • 雰囲気で怖がらせる作品が好きな人
  • 香川照之の演技を観たい人

配信を探す

各サービスで「クリーピー 偽りの隣人」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。