THE TRUMAN SHOW
洋画1998年SF1990年代アメリカ

トゥルーマン・ショー

1998年の作品ですが、SNSと配信の時代になってから、むしろ切実さが増した一本です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ピーター・ウィアー
脚本
アンドリュー・ニコル
出演
ジム・キャリー、エド・ハリス、ローラ・リニー
上映時間
103分
日本公開
1998年10月

あらすじ(ネタバレなし)

海に囲まれた美しい町シーヘブン。保険会社に勤めるトゥルーマン・バーバンクは、明るく人当たりのいい30歳です。

しかしこの町は巨大なスタジオで、住民はすべて俳優。彼の人生は生まれたときから24時間放送されている番組でした。ある日、空から照明が落ちてきたことをきっかけに、トゥルーマンは自分の世界に違和感を持ち始めます。

ここが見どころ

カメラの位置

作中の映像は、隠しカメラからの画として撮られています。覗き見の構図が全編を貫くので、観客も番組の視聴者にされます。

ジム・キャリーの抑制

コメディ俳優として知られた彼が、笑いを排して不安を演じます。この配役があってこそ、明るさが痛々しく見える。

この映画について:生まれてからずっと、自分だけが番組だと知らない。

アイデア一発の映画に見えて、「居心地のいい嘘の中に留まるか、確かめに行くか」という選択の話として真っ当に作られています。だからラストが効く。

町の作りが甘く、ほころびが分かりやすいのも意図的です。トゥルーマンが気づかなかったのではなく、気づかないことにしていた、と読める設計になっています。

難点は、番組の制作側の描写がやや薄いことと、風刺としてはやや分かりやすいことです。ただ103分で言い切る潔さがあります。

この作品の良さ

  • 覗き見の構図を全編で貫く演出
  • ジム・キャリーの抑制された芝居
  • 103分で言い切る構成

当サイトの評価

4.6/5.0

生まれてからずっと、自分だけが番組だと知らない。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.9
映像美4.5
音楽4.5
演技4.7
余韻4.7

世間ではどう評価されているか

IMDb
8.2 /10
米アカデミー賞
3部門 ノミネート
評価
予見的 配信時代に再評価

アカデミー賞では監督賞・助演男優賞・脚本賞にノミネートされました。リアリティ番組やSNSが一般化した現在から振り返って、予見的だったと評価されることが増えている作品です。

こんな人におすすめ

  • 設定の面白い作品が好きな人
  • SNS時代について考えたい人
  • 短くまとまった作品を探している人

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