御法度GOHATTO
邦画1999年時代劇1990年代大島渚

御法度

剣戟を期待すると外れます。心理劇です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
大島渚
原作
司馬遼太郎
音楽
坂本龍一
出演
松田龍平、ビートたけし、武田真治、崔洋一
上映時間
100分
公開
1999年12月

あらすじ(ネタバレなし)

幕末の京都。新選組の隊士募集に、加納惣三郎という美しい少年が応じます。剣の腕は確かで、隊に受け入れられます。

しかし彼の存在は、隊内に波紋を広げます。複数の隊士が彼に惹かれ、規律が緩み始めます。

副長の土方歳三は、この問題をどう処理するかを考え続けます。局中法度は、隊の秩序そのものでした。

ここが見どころ

松田龍平のデビュー

当時16歳。この役でいくつもの新人賞を受賞し、以降のキャリアが始まりました。

坂本龍一の音楽

低い持続音と打楽器。時代劇らしくない音づくりが、作品の異物感を強めています。

最後の桜

土方が桜の木を斬る一瞬。説明のない幕切れですが、意味は伝わります。

この映画について:新選組に、美しい少年が入隊してくる。

大島渚が扱い続けてきた主題は「制度と欲望の衝突」です。新選組という究極に規律的な組織を舞台に選んだのは、その延長でしょう。

殺陣は多くありません。ほとんどが屋内の会話と視線で進みます。

難点は、人物の関係がやや分かりにくいことと、結末が明示されないことです。

この作品の良さ

  • 松田龍平の存在感
  • 坂本龍一の音楽
  • 制度と欲望という主題

当サイトの評価

4.0/5.0

新選組に、美しい少年が入隊してくる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美4.7
音楽4.5
演技4.4
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

カンヌ
出品 2000年コンペティション
IMDb
6.7 /10
監督
大島渚 最後の監督作

2000年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されました。

大島渚監督の最後の劇場用長編作品です。

こんな人におすすめ

  • 大島渚作品を追いたい人
  • 心理劇としての時代劇を観たい人
  • 松田龍平の出発点を見たい人

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