十三人の刺客13 ASSASSINS
邦画2010年時代劇2010年代三池崇史

十三人の刺客

時代劇のアクションとしては、近年でも屈指の出来です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
三池崇史
原作
1963年版・池宮彰一郎の小説
出演
役所広司、山田孝之、伊勢谷友介、稲垣吾郎、市村正親
上映時間
141分
公開
2010年9月

あらすじ(ネタバレなし)

江戸時代後期。将軍の弟である明石藩主・松平斉韶は、領民を虐げ、暴虐の限りを尽くしています。しかし血筋ゆえに、誰も咎めることができません。

老中の密命を受けた御目付・島田新左衛門は、この藩主を暗殺する計画を立てます。集められたのは、腕は立つが行き場のない十二人でした。

斉韶が参勤交代で江戸から国元へ戻る道中。彼らは宿場町ひとつを買い取り、罠を張り巡らせて待ち構えます。

ここが見どころ

後半の集団戦

宿場町全体を要塞に改造しての50分。爆薬、落石、火牛。仕掛けを順に消費していく構成が見事です。

稲垣吾郎の藩主

感情の起伏がほとんどない暴君。この配役の意外性が作品の格を上げています。

前半の静けさ

犠牲になった女性を見せる場面。台詞なしで、この暗殺が必要である理由を示します。

この映画について:後半50分、宿場町ひとつを戦場にした殺陣が続く。

三池崇史の作品としては、過剰さが最も良い方向に出た一本です。前半で理由を積み上げ、後半で全部使い切るという構成が明快。

1963年の工藤栄一版を観ていると、リメイクとしての判断の違いも面白い。旧作のほうが乾いており、こちらは湿度と量で押します。

難点は、後半の殺陣が長く、途中で単調に感じられることです。141分も長い。

この作品の良さ

  • 後半の集団戦の設計
  • 稲垣吾郎の配役
  • 前半の積み上げ

当サイトの評価

4.2/5.0

後半50分、宿場町ひとつを戦場にした殺陣が続く。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.5
音楽4.1
演技4.5
余韻4.1

世間ではどう評価されているか

ヴェネツィア
出品 2010年コンペティション
原作
1963年版 工藤栄一監督
IMDb
7.5 /10

2010年のヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品されました。

1963年に工藤栄一監督が撮った同名作のリメイクです。

こんな人におすすめ

  • 時代劇のアクションが観たい人
  • 集団戦が好きな人
  • 残酷な描写に耐性がある人

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