ルームROOM
ルーム
脱出が中間地点です。本題はそこから先にあります。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- レニー・エイブラハムソン
- 原作・脚本
- エマ・ドナヒュー
- 出演
- ブリー・ラーソン、ジェイコブ・トレンブレイ、ジョーン・アレン
- 製作国
- アイルランド・カナダ
- 上映時間
- 118分
- 公開
- 2016年4月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
5歳のジャックは、母と二人で「部屋」に住んでいます。天窓から空が見え、テレビには外の世界が映りますが、彼はそれを作り物だと教えられています。
母は7年前に誘拐され、この物置に監禁されていました。ジャックはここで生まれました。
5歳の誕生日を迎えた日、母は息子に真実を話し、脱出の計画を打ち明けます。
ここが見どころ
子どもの視点
前半は徹底してジャックの目線で語られます。監禁という状況が、彼にとっては「普通の暮らし」として描かれる。この設計が残酷です。
脱出の場面
丸めた絨毯の中から見上げる空。初めて世界を見る数十秒が、この映画の頂点です。
後半の適応
外に出てからのほうが苦しい。母が壊れていく過程を、子どもの目線のまま見せます。
この映画について:5歳の少年にとって、世界は一つの部屋がすべてだった。
この映画の構成は非常に巧妙です。観客が「助かってよかった」と思った瞬間から、本当の問題が始まる。救出は解決ではないと示します。
ブリー・ラーソンはこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞しました。ジェイコブ・トレンブレイの子役としての演技も特筆に値します。
難点は、題材の重さです。とくに前半は、状況を理解するほどつらくなります。
この作品の良さ
- 子どもの視点で通す構成
- 脱出後を本題にした判断
- 俳優二人の演技
当サイトの評価
4.4/5.0
5歳の少年にとって、世界は一つの部屋がすべてだった。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.4 |
| 映像美 | 4.1 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.9 |
| 余韻 | 4.6 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 主演女優賞 ブリー・ラーソン
- IMDb
- 8.1 /10
- 原作
- 小説 エマ・ドナヒュー
第88回アカデミー賞で主演女優賞を受賞し、作品賞を含む4部門にノミネートされました。
原作は著者自身が脚色を担当しています。
こんな人におすすめ
- 母子の話に関心がある人
- 構成の巧みな作品が好きな人
- 重い題材に耐えられる人
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