プリシラPRISCILLA
洋画2023年ドラマ2020年代ソフィア・コッポラ

プリシラ

『エルヴィス』と並べて観ると、視点の差がはっきりします。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ソフィア・コッポラ
原作
プリシラ・プレスリーの回想録
出演
ケイリー・スピーニー、ジェイコブ・エロルディ
製作国
アメリカ・イタリア
上映時間
113分
公開
2024年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

1959年、西ドイツの米軍基地。14歳のプリシラ・ボーリューは、パーティーで24歳のエルヴィス・プレスリーに声をかけられます。

彼女はやがてメンフィスのグレイスランドへ移り住みます。豪邸の中で、彼女は髪の色も服も、彼の好みに合わせて変えていきます。

エルヴィスは長期間家を空け、戻れば癇癪を起こします。プリシラは、外の世界をほとんど知らないまま年を重ねていきます。

ここが見どころ

屋敷の中だけ

物語のほとんどが、グレイスランドの中で進みます。外に出られないことが、そのまま構成になっています。

ケイリー・スピーニー

14歳から28歳までを演じます。ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞しました。

音楽の不在

権利の関係でエルヴィスの楽曲がほぼ使われていません。結果として、音楽の魔法が働かない世界が生まれています。

この映画について:エルヴィスの妻の側から、同じ時代を見る。

同年に公開された『エルヴィス』が華やかなスターの物語だったのに対し、この作品は同じ人物を、支配者として描きます。

ソフィア・コッポラは一貫して「豪華な場所に閉じ込められた少女」を撮ってきました。この作品はその集大成です。

難点は、テンポが緩やかで、起伏に乏しいことです。

この作品の良さ

  • 屋敷の中だけで通す構成
  • ケイリー・スピーニーの演技
  • 楽曲を使わないことの効果

当サイトの評価

3.9/5.0

エルヴィスの妻の側から、同じ時代を見る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.8
映像美4.6
音楽4.5
演技4.5
余韻4.1

世間ではどう評価されているか

ヴェネツィア
女優賞 2023年
IMDb
6.4 /10
原作
本人の回想録 プリシラ・プレスリー

2023年のヴェネツィア国際映画祭で、ケイリー・スピーニーが女優賞を受賞しました。

原作はプリシラ・プレスリー本人の回想録で、本人が製作総指揮として参加しています。

こんな人におすすめ

  • 『エルヴィス』を観た人
  • ソフィア・コッポラ作品が好きな人
  • 静かな作品を探している人

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