ミッドサマー
強い描写を含みます。ホラーが平気な人でも人を選ぶタイプなので、そこは先に書いておきます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- アリ・アスター
- 出演
- フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター
- 上映時間
- 147分
- 日本公開
- 2020年2月
あらすじ(ネタバレなし)
家族を悲惨な形で失った大学生ダニーは、冷めた関係の恋人クリスチャンに強く依存しています。彼と友人たちがスウェーデンの村の夏至祭へ行くと知り、彼女も同行することになります。
白夜の下、花に囲まれた美しい村。90年に一度の祭りが9日間続くという説明のもと、儀式は穏やかに始まります。しかし何日目かに行われた儀式で、一行は言葉を失うことになります。
ここが見どころ
明るいホラー
白夜なので暗闇がありません。暗さも物陰もない場所で恐怖を作るという前提が、この作品の全部です。
対称的な構図
村の建物も儀式の配置も左右対称で、整いすぎていることが不安になります。
ダニーの物語として
ホラーの外形の下で、依存的な関係から抜け出す話が進んでいます。ラストの表情はその結論です。
この映画について:暗闇が一度も来ない。全部、明るい場所で起きる。
ホラーとしての新しさは、恐怖の条件をすべて奪ったことにあります。暗くない、隠れる場所もない、そして誰も嘘をつかない。村人は最初から全部説明しています。
同時に、これは別れ話の映画でもあります。ダニーが誰にも受け止めてもらえなかった悲しみを、最後に共同体が引き受ける。その構図が救いにも支配にも見える。
難点は147分という長さと、描写の強さです。特に序盤と中盤の数場面は、耐えられない人がいます。無条件には勧められません。
この作品の良さ
- 暗闇なしで恐怖を作る発想
- 対称的な構図による不安
- 別れ話としての構造
当サイトの評価
暗闇が一度も来ない。全部、明るい場所で起きる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.2 |
| 映像美 | 4.9 |
| 音楽 | 4.6 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.7 |
世間ではどう評価されているか
- IMDb
- 7.1 /10
- 評価
- 分かれる 熱狂と拒絶が同時に起きた
- 日本
- ヒット 口コミで話題に
アリ・アスター監督の2作目です。日本でも公開時に大きな話題となり、ホラーとしては異例のヒットになりました。評価は熱狂と拒絶にはっきり分かれています。
こんな人におすすめ
- 強い描写に耐えられる人
- 変わったホラーが観たい人
- 映像設計に興味がある人
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