LA STRADA
洋画1954年ドラマ1950年代イタリア

108分と短く、話も単純です。それでも観終わったあと長く残る種類の作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
フェデリコ・フェリーニ
出演
ジュリエッタ・マシーナ、アンソニー・クイン
音楽
ニーノ・ロータ
製作国
イタリア
上映時間
108分
日本公開
1957年

あらすじ(ネタバレなし)

貧しい漁村。母は、少し知恵の足りない娘ジェルソミーナを、わずかな金で大道芸人ザンパノに売り渡します。彼女は助手として旅に出ることになります。

ザンパノは粗暴で、彼女を殴り、置き去りにします。旅の途中で出会った綱渡り芸人だけが、彼女に「どんな石ころにも意味がある」と語りかけます。

ここが見どころ

ジュリエッタ・マシーナの顔

台詞は少なく、表情だけで感情を伝えます。チャップリンに比較される芝居です。

ニーノ・ロータのトランペット

ジェルソミーナが吹く単純な旋律が、作品を通じて繰り返されます。この一曲が全部を繋ぎます。

この映画について:石ころにも意味がある、と言われた娘の話。

寓話に近い作品です。登場人物は三人だけで、話も単純。それでも残るのは、失ってから気づくという構造が徹底しているからです。

ザンパノは最後まで乱暴なままで、悔い改めもしません。ただ、最後の海辺で一度だけ崩れる。それだけの映画です。

難点は、テンポの遅さと、白黒の古い作品であることです。また、ジェルソミーナの描き方には現在の目で見ると気になる部分もあります。

この作品の良さ

  • ジュリエッタ・マシーナの表情の芝居
  • ニーノ・ロータの旋律
  • 失ってから気づくという構造

当サイトの評価

4.7/5.0

石ころにも意味がある、と言われた娘の話。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.8
映像美4.6
音楽4.9
演技5.0
余韻5.0

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
受賞 外国語映画賞
ヴェネツィア
銀獅子賞 1954年
IMDb
8.0 /10

アカデミー賞外国語映画賞(第1回)を受賞しました。フェリーニ監督の初期の代表作であり、世界的な評価を確立した作品です。

こんな人におすすめ

  • 寓話的な作品が好きな人
  • イタリア映画の古典を試したい人
  • 短くて残る作品を探している人

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