LA STRADA
道
108分と短く、話も単純です。それでも観終わったあと長く残る種類の作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- フェデリコ・フェリーニ
- 出演
- ジュリエッタ・マシーナ、アンソニー・クイン
- 音楽
- ニーノ・ロータ
- 製作国
- イタリア
- 上映時間
- 108分
- 日本公開
- 1957年
あらすじ(ネタバレなし)
貧しい漁村。母は、少し知恵の足りない娘ジェルソミーナを、わずかな金で大道芸人ザンパノに売り渡します。彼女は助手として旅に出ることになります。
ザンパノは粗暴で、彼女を殴り、置き去りにします。旅の途中で出会った綱渡り芸人だけが、彼女に「どんな石ころにも意味がある」と語りかけます。
ここが見どころ
ジュリエッタ・マシーナの顔
台詞は少なく、表情だけで感情を伝えます。チャップリンに比較される芝居です。
ニーノ・ロータのトランペット
ジェルソミーナが吹く単純な旋律が、作品を通じて繰り返されます。この一曲が全部を繋ぎます。
この映画について:石ころにも意味がある、と言われた娘の話。
寓話に近い作品です。登場人物は三人だけで、話も単純。それでも残るのは、失ってから気づくという構造が徹底しているからです。
ザンパノは最後まで乱暴なままで、悔い改めもしません。ただ、最後の海辺で一度だけ崩れる。それだけの映画です。
難点は、テンポの遅さと、白黒の古い作品であることです。また、ジェルソミーナの描き方には現在の目で見ると気になる部分もあります。
この作品の良さ
- ジュリエッタ・マシーナの表情の芝居
- ニーノ・ロータの旋律
- 失ってから気づくという構造
当サイトの評価
4.7/5.0
石ころにも意味がある、と言われた娘の話。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.8 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.9 |
| 演技 | 5.0 |
| 余韻 | 5.0 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 受賞 外国語映画賞
- ヴェネツィア
- 銀獅子賞 1954年
- IMDb
- 8.0 /10
アカデミー賞外国語映画賞(第1回)を受賞しました。フェリーニ監督の初期の代表作であり、世界的な評価を確立した作品です。
こんな人におすすめ
- 寓話的な作品が好きな人
- イタリア映画の古典を試したい人
- 短くて残る作品を探している人
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