アイム・スティル・ヒアI'M STILL HERE
アイム・スティル・ヒア
悲劇として描かず、日常の継続として描くのが優れています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ヴァルテル・サレス
- 原作
- マルセロ・ルーベンス・パイヴァ
- 出演
- フェルナンダ・トーレス、セルトン・メロ、フェルナンダ・モンテネグロ
- 製作国
- ブラジル・フランス
- 上映時間
- 137分
- 公開
- 2025年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
1970年、リオデジャネイロ。元下院議員のルーベンス・パイヴァは、妻エウニセと5人の子どもたちと、海辺の家で賑やかに暮らしています。
軍事政権下ですが、家には友人が絶えず出入りしています。ある日、私服の男たちが家に来て、ルーベンスを「事情聴取」に連れていきます。
彼は帰ってきません。エウニセ自身も連行され、拘束されます。釈放された彼女は、5人の子どもを育てながら、夫の行方を探し続けます。
ここが見どころ
前半の家庭
海、音楽、犬、写真。失われるものを、時間をかけて見せます。
フェルナンダ・トーレス
泣き崩れることをほとんどしません。この役でアカデミー主演女優賞にノミネートされました。
母娘の共演
終盤、実の母フェルナンダ・モンテネグロが晩年のエウニセを演じます。
この映画について:軍事政権下のブラジル。連行された夫を、40年探し続けた。
ブラジルの軍事政権による強制失踪は、長く公的に認められませんでした。この映画は、それを一家族の日常として提示します。
エウニセは後に弁護士となり、先住民の権利のために働きました。彼女が夫の死亡証明書を得たのは、失踪から25年後です。
難点は137分の長さと、後半の時間の飛躍が急なことです。
この作品の良さ
- 前半の家庭描写
- フェルナンダ・トーレスの演技
- 悲劇として描かない姿勢
当サイトの評価
4.3/5.0
軍事政権下のブラジル。連行された夫を、40年探し続けた。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.3 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.9 |
| 余韻 | 4.6 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 国際長編映画賞 2025年
- ヴェネツィア
- 脚本賞 2024年
- IMDb
- 8.0 /10
第97回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞しました。ブラジル映画としては初の受賞です。
2024年のヴェネツィア国際映画祭では脚本賞を受賞しています。
こんな人におすすめ
- 実話ものが好きな人
- ラテンアメリカの現代史に関心がある人
- 静かな演技を味わいたい人
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