アメリカン・フィクションAMERICAN FICTION
洋画2023年コメディ2020年代風刺

アメリカン・フィクション

風刺喜劇として観に行くと、家族の話で泣かされます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
コード・ジェファーソン
原作
パーシヴァル・エヴェレット
出演
ジェフリー・ライト、スターリング・K・ブラウン、トレイシー・エリス・ロス
製作国
アメリカ
上映時間
117分
公開
2024年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

大学教授で小説家のモンクは、古典を下敷きにした難解な作品を書いています。売れません。出版社には「黒人らしくない」と言われます。

一方、貧困と暴力を描いた別の作家の小説が絶賛されています。憤慨したモンクは、ふざけて偽名で「いかにも」な小説を書き上げ、送りつけます。

出版社は大喜びで高額の契約を提示します。同時に、彼の家族には次々と問題が起こっていました。

ここが見どころ

登場人物が作者と話す場面

書いている小説の登場人物が、部屋に現れて会話を始めます。喜劇として非常にうまい。

家族のパート

母の認知症、兄との関係、家政婦の結婚。風刺と並行して、こちらのほうに重心があります。

結末の処理

複数の終わり方を並べて提示します。「期待される結末」への皮肉です。

この映画について:売れない作家が、ふざけて書いた「黒人らしい小説」が大ヒットする。

風刺の対象は、出版業界と、それを消費する読者です。そして観客自身も、その構造の中にいることが最後に示されます。

コード・ジェファーソンの監督デビュー作で、アカデミー脚色賞を受賞しました。

難点は、風刺のパートと家族のパートが必ずしも噛み合っていないことです。

この作品の良さ

  • 風刺の切れ味
  • 家族パートの充実
  • 結末の処理

当サイトの評価

4.1/5.0

売れない作家が、ふざけて書いた「黒人らしい小説」が大ヒットする。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.4
映像美4.0
音楽4.3
演技4.7
余韻4.2

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
脚色賞 2024年
IMDb
7.4 /10
監督
デビュー作 コード・ジェファーソン

第96回アカデミー賞で脚色賞を受賞し、作品賞を含む5部門にノミネートされました。

原作はパーシヴァル・エヴェレットの小説『Erasure』です。

こんな人におすすめ

  • 風刺喜劇が好きな人
  • 出版や創作に関心がある人
  • 家族ものも楽しみたい人

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