

焼肉ドラゴン
一軒の店と一つの家族だけで、時代が見えてきます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 鄭義信
- 原作
- 鄭義信の同名舞台
- 出演
- 真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、キム・サンホ、イ・ジョンウン
- 製作国
- 日本・韓国
- 公開
- 2018年
- 時代設定
- 1969〜1971年
あらすじ(ネタバレなし)
1969年、関西の空港近く。在日コリアンの龍吉とその家族は、小さな焼肉店を営んでいます。集落は不法占拠とされ、立ち退きを迫られていました。
長女は片脚が不自由で結婚を諦めかけ、次女は姉の恋人と関係を持ち、三女は日本人の男と付き合っています。
末の息子は日本の学校でいじめに遭い、口を利かなくなっていました。家族はそれぞれの問題を抱えながら、店を続けます。
ここが見どころ
店という舞台
ほぼ全編が店と、その周辺です。限られた場所に人が集まり、争い、笑うという舞台劇の構造が残っています。
二つの言語
日本語と韓国語が混ざります。世代によって使う言葉が違うことが、そのまま歴史を示します。
賑やかさと哀しさ
喧嘩と笑いが絶えない一方で、扱われているのは差別と貧困です。
この映画について:空港拡張で立ち退きを迫られる、在日一家の店。
在日コリアン一家の物語です。舞台劇が原作のため、店という一つの場所に人が集まる構造になっています。
重い題材を扱いながら、調子は賑やかです。怒鳴り合い、酒を飲み、笑う。その勢いが作品を支えています。
しかし各人が抱える問題は深刻です。特に末の息子をめぐる展開は、静かで残酷でした。
群像として人数が多く、一人あたりの掘り下げは浅くなります。それでも、時代と場所の空気は確実に伝わります。
この作品の良さ
- 一軒の店に集約した構造
- 二つの言語の使い分け
- 賑やかさと哀しさの同居
- 時代の空気の再現
当サイトの評価
空港拡張で立ち退きを迫られる、在日一家の店。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.7 |
| 映像美 | 3.8 |
| 音楽 | 3.7 |
| 演技 | 4.1 |
| 余韻 | 3.8 |
世間ではどう評価されているか
- 原作
- 鄭義信 の舞台
- 時代設定
- 1969 〜1971年
- 公開
- 2018 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
鄭義信が自身の舞台を映画化した作品で、日韓の共同製作です。
登場人物が多く、一人あたりの掘り下げが浅いという指摘があります。
こんな人におすすめ
- 在日コリアンの歴史に関心がある人
- 群像劇が好きな人
- 舞台劇的な作品が好きな人
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