キャッシュトラック(2021年・洋画)のイメージ

キャッシュトラック

3.7/5当サイトの評価(5点満点)

ガイ・リッチーらしくない、という点でむしろ面白い作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・共同脚本
ガイ・リッチー
出演
ジェイソン・ステイサム、ホルト・マッキャラニー、ジェフリー・ドノヴァン、スコット・イーストウッド
原作
フランス映画『ブルー・レクイエム』
製作国
イギリス・アメリカ
日本公開
2021年

あらすじ(ネタバレなし)

ロサンゼルスの現金輸送会社に、Hと呼ばれる男が採用されます。試験の成績はぎりぎり。同僚たちは彼を軽く見ていました。

しかし襲撃を受けた際、彼は的確に強盗を排除します。その手際は、明らかに一般の警備員のものではありませんでした。

彼が何者で、なぜここにいるのか。時間を遡りながら、その理由が明かされていきます。

ここが見どころ

作風の転換

会話劇と洒落た編集で知られる監督が、ユーモアをほぼ全て排除しています。低い音の音楽が全編に流れ、終始重い。

章立ての構成

時間軸を入れ替え、複数の立場から同じ襲撃を見せます。誰が何を知っていたかが順に明かされます。

銃撃の質感

派手さより手順を重視した撮り方です。発砲、移動、確認。淡々としているぶん怖い。

この映画について:現金輸送車の警備員として入った男の、本当の目的。

ガイ・リッチーといえば軽妙な会話と凝った編集ですが、本作にはその楽しさがほとんどありません。意図的に捨てています。

代わりにあるのは、乾いた復讐です。主人公に感情移入させる仕掛けも薄く、ステイサムはほとんど笑わず、説明もしません。

章立ての構成は効果的で、同じ場面を別の立場から見せることで意味が変わります。ただ、仕掛け自体は特別新しくありません。

フランス映画のリメイクですが、原作の湿った情感は残っていません。好みが分かれるのは、この乾き具合でしょう。

この作品の良さ

  • 監督の作風を意図的に捨てた挑戦
  • 章立てによる視点の切り替え
  • 手順を重視した銃撃描写
  • 説明を最小限にした主人公の造形

当サイトの評価

3.7/5.0

現金輸送車の警備員として入った男の、本当の目的。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.7
映像美3.9
音楽3.9
演技3.8
余韻3.5

世間ではどう評価されているか

原作
ブルー・レクイエム (フランス映画)
監督
ガイ・リッチー
日本公開
2021

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

ガイ・リッチー監督とジェイソン・ステイサムが『リボルバー』以来に組んだ作品です。フランス映画『ブルー・レクイエム』のリメイク。

従来のガイ・リッチー作品にあった軽妙さを排した作風で、評価が分かれています。

こんな人におすすめ

  • 乾いたアクションが好きな人
  • ジェイソン・ステイサムの出演作を追っている人
  • 復讐劇が好きな人

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