ウインド・リバーWIND RIVER
洋画2017年サスペンス・犯罪2010年代先住民居留地

ウインド・リバー

静かな作品ですが、扱っている問題は重いものです。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
テイラー・シェリダン
出演
ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、ギル・バーミンガム
製作国
アメリカ
上映時間
107分
公開
2018年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

ワイオミング州のウインドリバー先住民居留地。野生生物局のハンター、コリーは、雪原で若い女性の遺体を見つけます。

捜査のために派遣されたのは、経験の浅いFBI捜査官ジェーン一人でした。零下の環境も土地の事情も、彼女は知りません。

コリーは地元の案内役として、捜査に加わることになります。

ここが見どころ

雪の使い方

足跡、血、音の消え方。雪が証拠であり、同時に脅威でもあります。

居留地の現実

行方不明になる先住民女性の統計が、物語の背景として静かに置かれています。

ジェレミー・レナーの抑制

自身も娘を失っている人物です。感情を出さない芝居が効いています。

この映画について:雪の上に、裸足で走った跡が残っていた。

犯人が誰かという興味より、「なぜこの土地では、こうしたことが起き続けるのか」という問いが中心にあります。

テイラー・シェリダンは『ボーダーライン』『最後の追跡』の脚本家で、本作が監督としての代表作です。

白人の主人公が導く構造については、批判もあります。踏まえた上で観る価値のある作品だと思います。

この作品の良さ

  • 雪原の緊張
  • 抑えた芝居
  • 社会的背景の扱い

当サイトの評価

4.1/5.0

雪の上に、裸足で走った跡が残っていた。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美4.5
音楽4.3
演技4.5
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

IMDb
7.7 /10
上映時間
107
受賞
カンヌ ある視点部門監督賞

2017年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞しました。

米国では先住民女性の行方不明・殺害事件が長く問題とされており、本作はその背景を踏まえています。

こんな人におすすめ

  • 静かなサスペンスが好きな人
  • 社会的な題材に関心がある人
  • 重い後味に耐えられる人

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